「ネットショップを始めたいけど、Shopify・BASE・STORESのどれを選べばいいか分からない」。EC開業を検討している個人事業主・ハンドメイド作家・店舗オーナーから、月に何件も受ける相談です。Shopifyは月額4,850円(ベーシック・月払い)の世界シェアNo.1カート、BASEは月額0円から始められる国内の代表的な無料カート、STORESは月額3,960円(スタンダード・月払い)でPOSや予約とも連動できる国産カート(いずれも2026年6月時点・公式参照推奨)。3社ともよく比較されますが、決済手数料・SEO性能・拡張性が大きく違うため、選択を誤ると「始めて3ヶ月で乗り換え」という二度手間が起きます。
本記事では、私が第10番「ECサイトSEO成功事例」で扱ったヘアアクセサリーEC(広告依存から脱却し月商7桁達成)の支援過程で3社すべてを実運用した経験をベースに、EC初心者が3社から選ぶための判断基準8項目──月額/決済手数料/カスタマイズ性/SEO性能/在庫管理/配送連携/サポート/拡張性──を1つずつ評価して比較します。さらに「月商別の損益分岐シミュレーション」と「3パターンの判定フロー」も提示するので、読み終わる頃には自分が選ぶべき1社が決まっているはずです。
関連記事として、ECのSEO戦略を実例で深掘りした第10番「ECサイトSEO成功事例」、独自ドメイン取得の選び方を解説した第11番「お名前.com vs ムームードメイン」、ECの土台となるサーバー比較の第4番「ConoHa WING vs エックスサーバー」も合わせて読むと、「カート+ドメイン+サーバー」のEC立ち上げ全体像が整理できます。
※本記事には広告(アフィリエイト)リンクが含まれます。料金・特典は変動するため、申込前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事でわかる4つのこと
- Shopify・BASE・STORESの2026年6月時点の最新料金(月額・決済手数料・振込手数料)と、SEOコンサルが3社実運用して見えた本当の優劣
- EC初心者が3社から選ぶための判断基準8項目(月額/決済手数料/カスタマイズ性/SEO性能/在庫管理/配送連携/サポート/拡張性)の点数化
- 月商10万円・50万円・200万円・1,000万円の4ステージ別「いま選ぶべきカートサービス」と、損益分岐ラインの計算式
- 「副業ハンドメイド」「実店舗ありで予約も統合したい」「本格的にEC事業を伸ばしたい」の3パターン別、5問の判定フロー
EC初心者がカートを選ぶときは 「機能の最大値」ではなく「自分の月商レンジでの実質コスト」で決めるべきだ。月商5万円のときにShopifyベーシック(月4,850円)を契約すれば固定費率が10%近くなり利益が消える。逆に月商100万円超でBASEスタンダードを使えば、決済+利用料6.6%=毎月6.6万円が手数料として消えていく。選ぶべきは「いまの自分の月商で、固定費+手数料の合計が最小になるカート」。それ以上でも以下でもない。
Shopify・BASE・STORES|2026年6月時点の料金とポジション

3社の立ち位置を最初に整理します。同じ「ネットショップ作成サービス」でも、開発元・想定ユーザー・収益モデルが大きく異なるため、料金表だけ見ても優劣は判断できません。ここでは私が支援したEC案件で実際に触ったうえでの「何屋なのか」という本質的な分類から入ります。
Shopify|カナダ発・世界シェアNo.1の「拡張で勝つ」カート
Shopifyはカナダ・オタワ発のEC構築プラットフォームで、世界175カ国で数百万店舗が利用するシェアNo.1のSaaS型カートです。日本では2017年に日本語化され、近年は楽天・Yahoo!ショッピングからの独立を目指す中規模EC、越境ECを視野に入れる事業者の主要選択肢になっています。主要プランは2026年6月時点・公式参照推奨で次の通り。スタータープランは月額750円(販売リンク機能のみでフルストア機能なし)、ベーシックは月額4,850円(月払い/年払いなら月3,650円)、上位のスタンダード(Grow)・Advancedとあり、決済手数料はベーシックで3.55%。世界4,000以上のアプリで拡張でき、海外ASPと連携した越境ECや、POS Proでオフライン併設まで一気通貫で扱えるのが特徴です。
BASE|「30秒でショップが作れる」国内最大手の無料カート
BASEは2012年に日本でスタートし、累計ショップ開設数250万超(公式参照推奨)と国内ハンドメイド・個人EC領域で圧倒的シェアを持つカートです。スタンダードプラン(旧無料プラン)は月額0円で開設でき、決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3.0%=合計6.6%+40円/件、グロースプランは月額16,580円(税込)で決済手数料2.9%のみ、というシンプルな2段構造(2026年6月時点・公式参照推奨)。振込手数料は引き出し金額に関わらず一律250円です。「月商17万円が損益分岐点」で、それを境にスタンダード→グロースへ移行するのがセオリーになっています。テンプレートとAppsの組み合わせでショップを作る思想で、初期コスト0円で「とにかく今日から売り始めたい」副業層に最適化されています。
STORES|EC・予約・POS・キャッシュレスを統合する国産プラットフォーム
STORES(ストアーズ)はヘイ株式会社が運営する国産EC構築サービスで、最大の特徴は「ネットショップ・予約・POS・キャッシュレス決済」を1つのIDで統合運用できる点です。フリープランは月額0円で決済手数料5.5〜6.5%、有料のスタンダードプラン(旧ベーシック)は月額3,960円(税込・月払い)で決済手数料3.6〜4.6%(いずれも2026年6月時点・公式参照推奨)。スタンダードプランは初めて契約する場合に限り1ヶ月無料のキャンペーンがあります。実店舗を持つ美容室・サロン・小売店・カフェなどが「ネットショップも、予約も、レジも、全部STORESで」というユースケースで選ばれる傾向が強く、第14番美容室・第18番飲食店・第23番フィットネスのような業種別ローカルSEO記事のクライアントから「実店舗とEC統合の選択肢として」よく相談を受けるサービスです。
3社のスペック早見表
| 項目 | Shopify | BASE | STORES | 公式 |
|---|---|---|---|---|
| 主要月額(最安有料プラン) | 4,850円(ベーシック月払い) | 0円(スタンダード) | 3,960円(スタンダード月払い) | — |
| 無料/最安プラン | Starter 750円 | スタンダード 0円 | フリー 0円 | — |
| 主決済手数料 | 3.55%(ベーシック) | 3.6%+40円+3.0%=合計6.6%+40円 | 3.6〜4.6%(スタンダード) | — |
| 振込手数料 | 無料(条件あり) | 一律250円 | 275円(残高1万円未満+手数料あり) | — |
| 独自ドメイン接続 | ○(Starterは×) | ○(Apps経由) | ○(スタンダード以上) | — |
| テンプレ数の目安 | 世界4,000+アプリ拡張 | 50超のテンプレ | 48種テンプレ | — |
| 越境EC対応 | ◎(多言語/多通貨) | △(限定的) | △(限定的) | — |
| 公式 | 見る | 見る | 見る | — |
※料金はいずれも2026年6月時点・公式参照推奨。為替・キャンペーン・税制改定で変動します。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。
- Shopifyは「世界4,000+アプリで拡張」、BASEは「月額0円で副業即スタート」、STORESは「実店舗とEC・予約・POS統合」と本質的に別ジャンル
- BASEスタンダードの実質手数料は6.6%+40円/件と一見シンプルな分、月商が増えるほど割高に転じる
- 3社とも最新の月額・手数料は変動するため、申込前に 各公式サイトで2026年6月時点の最新情報 を必ず確認すること
判断基準8項目で見る3社の優劣|点数化スコアカード

ここからが本記事のメインです。私がクライアントのEC案件で3社を実運用した経験を踏まえ、EC初心者が選定時に必ず比較すべき8項目を、各項目5点満点でスコア化しました。基準は 「私の経験則として、SEOコンサル視点で実務上どこまで満足できたか」です(私の経験則として、と前置きして書きます)。
判断基準8項目の定義
| # | 項目 | 何を評価するか |
|---|---|---|
| 1 | 月額(固定費) | 最低限ECを運営するときの月額固定費。低いほど高得点 |
| 2 | 決済手数料 | カード決済1件あたりの手数料率。低いほど高得点 |
| 3 | カスタマイズ性 | テンプレ・テーマ・拡張アプリでデザインや機能をどこまで変えられるか |
| 4 | SEO性能 | 独自ドメイン接続・URL構造・タイトル/メタ編集・構造化データの自由度 |
| 5 | 在庫管理 | 商品バリエーション・在庫連携・複数倉庫対応の柔軟性 |
| 6 | 配送連携 | 送り状API連携・配送業者連携・後払いやコンビニ受け取り対応 |
| 7 | サポート | 電話・チャット・メール対応の手厚さと、日本語ドキュメントの充実度 |
| 8 | 拡張性 | POS・予約・実店舗・越境EC・基幹システム連携への発展余地 |
8項目スコアカード(私の経験則として)
あくまで私の経験則として、ヘアアクセサリーEC(第10番)支援過程ですべてのプラットフォームをテスト運用した結果のスコアです。同じ案件でも業種や商材で評価は変わるため、絶対的なランキングではなく「相対比較の参考」として読んでください。
| 判断基準 | Shopify | BASE | STORES |
|---|---|---|---|
| ① 月額(固定費) | ★★★☆☆(3) | ★★★★★(5) | ★★★★☆(4) |
| ② 決済手数料 | ★★★★★(5) | ★★☆☆☆(2) | ★★★☆☆(3) |
| ③ カスタマイズ性 | ★★★★★(5) | ★★★☆☆(3) | ★★★☆☆(3) |
| ④ SEO性能 | ★★★★★(5) | ★★★☆☆(3) | ★★★☆☆(3) |
| ⑤ 在庫管理 | ★★★★★(5) | ★★★☆☆(3) | ★★★★☆(4) |
| ⑥ 配送連携 | ★★★★☆(4) | ★★★☆☆(3) | ★★★★☆(4) |
| ⑦ サポート | ★★★☆☆(3) | ★★★★☆(4) | ★★★★★(5) |
| ⑧ 拡張性 | ★★★★★(5) | ★★★☆☆(3) | ★★★★★(5) |
| 合計(40点満点) | 35点 | 26点 | 31点 |
「総合点が高い=最強」ではないと言える理由
合計だけ見るとShopifyが頭一つ抜けて見えますが、これはあくまで「中〜大規模ECに必要な機能を満たすか」という軸での評価です。月商10〜30万円のフェーズでは、Shopifyの月額4,850円は固定費負担として重く、その時期に求められる「すぐ始められる」「初期設定が簡単」という別軸でBASEやSTORESが優位になります。「あなたの月商レンジで、必要な8項目だけを抜き出して合計する」ことが、本当の意味でのスコア比較です。次のH2で月商別シミュレーションを示します。
- 40点満点で比較するとShopify 35点/STORES 31点/BASE 26点。SEO性能とカスタマイズ性で差が開く
- BASEは月額0円(5点)とサポート(4点)が突出。「初期費用ゼロで今日から始める」フェーズでの最適解
- スコアは絶対値ではなく 「自分の月商で重要な項目だけ抜き出す」 使い方をするのが正しい
Shopify徹底レビュー|世界シェアNo.1の「拡張で勝つ」カート

Shopifyの最大の強みは「アプリエコシステム」と「越境EC対応」、そして「URL構造を含めたSEOの自由度」です。第10番のヘアアクセサリーEC案件では、最終的にShopifyを土台に据えてオーガニック検索からの来訪を月3,000セッション超まで伸ばしました(事例詳細は実績一覧を参照)。一方で月額4,850円(ベーシック・月払い/2026年6月時点・公式参照推奨)の固定費は、月商10万円台前半までは利益を圧迫するため、「立ち上げ初期から本気で伸ばす」前提が必要です。
Shopifyの強み(実運用で感じたメリット)
- 決済手数料3.55%(ベーシック・Shopifyペイメント)はBASE 6.6%+40円と比べ約半分。月商50万円なら手数料差で約1.5万円/月の差
- 商品ページURLが「/products/{handle}」固定で、メタ・URLハンドル・altテキストすべて編集可能。SEO性能はBASE・STORESと比較すると明確に上
- 4,000以上のアプリでレビュー・サブスク・定期購入・SNS連携・在庫同期などほぼ何でも実装可能
- 多言語・多通貨ストア(Markets機能)で越境ECにそのまま発展できる
- テーマは公式無料9種+有料200種以上(Dawn・Sense・Refresh等)から選べ、Liquidテンプレートでコーディングも可能
Shopifyの弱み(私が感じた注意点)
- 月額固定費がベーシック4,850円〜(月払い/2026年6月時点)と国内2社より高く、月商10万円未満では固定費率が高すぎる
- 管理画面・公式ドキュメントの一部が 英語ベースの直訳 で、初心者には用語の理解に時間がかかる
- 有料アプリの月額が積み上がりやすく、「気がつけば月1万円以上のアプリ課金」というケースが多発
- サポートは基本英語チャット中心(日本語サポートも拡充されているが時間帯による)
Shopifyが向いている人
月商目標が30万円以上で、立ち上げ初期からSEOと拡張性を本気で考えたい個人事業主・中小事業者。将来的に楽天店舗・Amazon・実店舗POSと連携したい、越境ECも視野に入れたい、というスケール志向の層に最適です。逆に「とりあえず週末ハンドメイドを売ってみたい」程度のフェーズではオーバースペックです。
Shopify|世界シェアNo.1のEC構築プラットフォーム
月額4,850円(ベーシック・月払い/2026年6月時点・公式参照推奨)。3日間無料体験+初月100円のキャンペーンあり。SEO・越境EC・POSを統合したい本格EC向け。
- Shopifyは「SEO性能・カスタマイズ性・拡張性」の3軸で3社中ベスト。総合35点/40点
- 逆に 月額4,850円の固定費 と アプリ追加課金 が初期フェーズの利益を圧迫
- 適性は 月商30万円以上を見込む本気EC・越境EC・スケール志向の事業者
BASE徹底レビュー|月額0円で始めるハンドメイド・副業向け

BASEの最大の魅力は「月額0円でとにかくすぐ始められる」ことです。スタンダードプランは初期費用・月額ともに0円で、商品が売れたタイミングでのみ手数料6.6%+40円(決済3.6%+40円+サービス利用料3.0%/2026年6月時点・公式参照推奨)が発生します。私の経験則として、BASEは 「ハンドメイド作家・週末副業・月商10万円以下のテスト販売」のフェーズで最強です。逆に月商が伸びてからは、手数料率の高さが利益を削っていく構造を理解しておく必要があります。
BASEの強み(実運用で感じたメリット)
- 月額0円・初期費用0円で「今日アカウント作って今日から販売」が可能。ハンドメイド作家の最初の選択肢として実質一強
- 50超のテンプレと「Apps」と呼ばれる拡張機能で、必要十分なECショップが30分以内に構築できる
- BASE PAY・後払い・PayPal・コンビニ・銀行振込など、主要決済を 標準で網羅。決済導入の手間がゼロ
- BASEモール(公式マーケットプレイス)に商品が自動掲載されるため、開設直後から多少の集客が見込める
- 日本語ドキュメント・カスタマーサポートが充実(24時間メール・チャットあり)
BASEの弱み(私が感じた注意点)
- スタンダードプランの手数料6.6%+40円/件はShopify 3.55%と比べ約2倍。月商が伸びるほど手数料が利益を削る
- 振込手数料が 一律250円かつ最低振込額の縛りがあるため、少額のうちはキャッシュが手元に来ない
- 独自ドメイン接続は「ドメインAppsアプリ」経由で可能だが、URL構造の自由度はShopifyより低くSEO最適化の天井がある
- 月商17万円が損益分岐点。それを超えるとグロースプラン(月額16,580円・税込・2026年6月時点・公式参照推奨)への切替で手数料節約が始まる
- 越境EC・多言語対応は基本的に不向き
BASEが向いている人
固定費0円でハンドメイドや作家活動の販路を試したい個人、副業で雑貨・アパレル・食品などを売ってみたい会社員、月商10万円以下のテスト販売を行うフェーズの事業者。「とにかく今すぐ始める」を最優先するならBASEが第一候補です。
BASE|月額0円で30秒開設の国内No.1無料カート
月額0円・初期費用0円から開設可能(スタンダードプラン/2026年6月時点・公式参照推奨)。累計250万ショップ超。副業・ハンドメイド・テスト販売の最初の一歩に最適。
- BASEは「月額0円・即開設・主要決済全網羅」で、月商10万円以下のテスト販売フェーズで実質一強
- 手数料 6.6%+40円/件 は月商が増えるほど割高。月商17万円超でグロースプラン切替が必須
- 適性は 個人ハンドメイド・週末副業・とりあえず売って反応を見たい層
STORES徹底レビュー|実店舗・予約・POSと統合できる国産カート

STORESの最大の特徴は 「実店舗・予約・POS・キャッシュレス決済をすべて1つのIDで運用できる」点です。フリープランは月額0円・決済手数料5.5〜6.5%、有料のスタンダードプランは月額3,960円(税込・月払い)・決済手数料3.6〜4.6%(いずれも2026年6月時点・公式参照推奨)。スタンダードプランには初契約に限り1ヶ月無料キャンペーンがあります。第14番美容室・第18番飲食店・第23番フィットネスのような業種別ローカルSEO案件で「実店舗とECを統合したい」というニーズと噛み合うサービスです。
STORESの強み(実運用で感じたメリット)
- STORES 予約・STORES POS・STORES 決済 と1つのIDで連携可能。実店舗オーナーには圧倒的に便利
- スタンダードプランの決済手数料 3.6% はBASE 6.6%+40円より明確に低く、月商20〜100万円レンジで効いてくる
- テンプレ48種+STORESアプリで、十分なデザイン自由度を確保。スタッフブログ機能もあり
- 日本語サポート・電話対応が3社中もっとも充実(私の経験則として)
- スタンダードプラン 初月無料キャンペーンで「試して合わなければ無料で撤退」が可能
STORESの弱み(私が感じた注意点)
- フリープランの決済手数料 5.5〜6.5% はBASEより高く、無料プラン同士で比べるとコスト面で不利
- 振込関連の手数料体系(振込手数料275円、残高1万円未満は事務手数料)が他2社と異なり要確認
- SEO面では商品ページのURL構造・メタ編集の自由度がShopifyに劣る
- 越境EC・多言語対応は基本的に不向き
- テンプレデザインがやや「カフェ・サロン寄り」のテイストで、アパレル・ハイブランド系には合いにくいケースあり
STORESが向いている人
美容室・サロン・カフェ・飲食店・フィットネススタジオなど、実店舗を持ちながらEC・予約・POSを統合運用したい事業者。「ネットショップは販路の一つで、本業は実店舗」というオフライン主軸の事業構造で真価を発揮します。第14番美容室記事や第18番飲食店記事と組み合わせて読むと、ローカルSEO×ECの全体像が見えてきます。
STORES|EC・予約・POS・決済を1IDで統合する国産プラットフォーム
フリープラン0円/スタンダード月3,960円(税込・月払い/2026年6月時点・公式参照推奨)。スタンダードは初月無料。実店舗オーナーがECも始めるならまずここから。
- STORESは「EC・予約・POS・決済を1ID統合」が圧倒的特徴。実店舗オーナーの最適解
- スタンダードプラン3,960円・決済3.6%は BASEの中間〜上位互換 のポジション
- 適性は 美容室・サロン・カフェ・フィットネスなどオフライン主軸でECも始めたい事業者
3社の比較で迷ったら、まず月商レンジで絞り込もう
「ハンドメイド副業(月商0〜10万円)」「個人EC本気運用(月商10〜100万円)」「実店舗連動(月商不問)」のどれに該当するかで第一候補が9割決まります。あなたのEC構築・SEO戦略の無料相談はこちらから。
無料相談・お問い合わせ(develop-life.com/contact/)月商別損益分岐シミュレーション|10万・50万・200万・1,000万円

結局のところ「いくらかかるか」が一番気になるはずです。ここでは平均客単価5,000円・1件あたりの決済処理・振込頻度を月1回と仮定して、4つの月商レンジで実質コスト(月額+決済手数料+振込手数料)をシミュレーションします(料金値はいずれも2026年6月時点・公式参照推奨)。
計算前提
- 客単価:5,000円(1件あたり)
- 振込:月1回(BASE 250円・STORES 275円・Shopify無料)
- Shopifyはベーシック月払い4,850円・決済3.55%で計算
- BASEはスタンダード(月商17万円未満)/グロース月16,580円・決済2.9%(月商17万円以上)で切替
- STORESはスタンダード月3,960円・決済3.6%で計算
月商10万円(個人ハンドメイド・副業フェーズ)
| カート | 月額 | 決済+利用料 | 振込料 | 月実質コスト |
|---|---|---|---|---|
| Shopify ベーシック | 4,850円 | 3,550円(3.55%) | 0円 | 8,400円 |
| BASE スタンダード | 0円 | 6,600円+800円(20件×40円)=7,400円 | 250円 | 7,650円 |
| STORES スタンダード | 3,960円 | 3,600円(3.6%) | 275円 | 7,835円 |
| STORES フリー | 0円 | 5,500〜6,500円(5.5〜6.5%) | 275円 | 5,775〜6,775円 |
月商10万円フェーズでは BASEスタンダード・STORESフリーがほぼ拮抗。月額固定費が利かないBASEが優位ですが、STORESフリーも対象決済(PayPal等)を避ければ5.5%で抑えられ、STORES予約等の統合運用を見据えるなら一考の価値があります。
月商50万円(個人EC本格運用フェーズ)
| カート | 月額 | 決済+利用料 | 振込料 | 月実質コスト |
|---|---|---|---|---|
| Shopify ベーシック | 4,850円 | 17,750円(3.55%) | 0円 | 22,600円 |
| BASE グロース | 16,580円 | 14,500円(2.9%) | 250円 | 31,330円 |
| STORES スタンダード | 3,960円 | 18,000円(3.6%) | 275円 | 22,235円 |
月商50万円フェーズでは Shopify ベーシックとSTORES スタンダードがほぼ拮抗。BASEはグロース移行しても固定費16,580円が重く、3社中もっとも高コストになります。SEO・拡張性まで考慮するならShopifyが優位。
月商200万円(中規模EC事業フェーズ)
| カート | 月額 | 決済+利用料 | 振込料 | 月実質コスト |
|---|---|---|---|---|
| Shopify ベーシック | 4,850円 | 71,000円(3.55%) | 0円 | 75,850円 |
| BASE グロース | 16,580円 | 58,000円(2.9%) | 250円 | 74,830円 |
| STORES スタンダード | 3,960円 | 72,000円(3.6%) | 275円 | 76,235円 |
月商200万円フェーズでは 3社ほぼ拮抗。ここからは「決済手数料0.1%差」より「SEO・拡張性・運用工数」で選ぶフェーズです。多くの場合Shopify ベーシック→スタンダード(Grow)への移行検討タイミングでもあります。
月商1,000万円(中〜大規模EC事業フェーズ)
月商1,000万円超のフェーズではShopify スタンダード(Grow)またはAdvancedプランへの移行で決済手数料がさらに下がり、BASE・STORESでは機能・拡張性の天井が見えてきます。多くの場合 Shopify一択になります。具体的なシミュレーションはクライアントごとに条件が違うため、ここでは「3社の優劣がShopify有利に切り替わるレンジ」とだけ覚えておけば充分です。
- 月商10万円帯はBASEスタンダード優位(固定費0円が効く)
- 月商50万円帯はShopifyベーシックとSTORESスタンダードが拮抗。SEO・拡張性でShopify優位
- 月商200万円超は3社ほぼ拮抗。1,000万円超はShopify一択に切り替わる
SEO観点での3社比較|SEOコンサルが見る本当の差

本サイトはSEOコンサルメディアなので、ここは丁寧に書きます。「ECサイトのSEO」と言ったとき、私が見ているのは主に5つの要素です。各カートでこの5要素がどう違うかを並べると、Shopifyが優位な理由が客観的に分かります。
SEOで効く5要素 × 3社の対応状況
| SEO要素 | Shopify | BASE | STORES |
|---|---|---|---|
| 独自ドメイン接続 | ○(Starterは×) | ○(Apps経由) | ○(スタンダード以上) |
| URLハンドル編集 | ○(自由) | △(自動付与) | △(自動付与) |
| タイトル・メタ編集 | ○(全ページ自由) | ○(商品単位で可) | ○(商品単位で可) |
| 商品スキーマ(構造化データ) | ○(自動出力+カスタム可) | △(自動出力のみ) | △(自動出力のみ) |
| ブログ・記事ページ | ○(公式機能あり) | ○(BASEブログApps) | ○(スタッフブログ機能) |
| Core Web Vitals | ○(テーマ次第で高速) | ○(標準で軽快) | ○(標準で軽快) |
| サイトマップ生成 | ○(自動) | ○(自動) | ○(自動) |
SEO実務で見える「3社の本当の差」
表だけ見ると大差ないようですが、SEOコンサル視点では URLハンドル編集・構造化データのカスタマイズ・テーマ改修の自由度でShopifyが一段抜けます。第10番ヘアアクセサリーEC案件では、商品カテゴリページのURLとtitleを徹底的に整理して6ヶ月で検索順位1〜5位、月商7桁を達成しました(事例詳細は実績一覧参照)。BASE・STORESでも順位上昇は可能ですが、URL構造の縛りがある分、上位表示の天井がShopifyより低くなる傾向は否めません。
「ECサイトSEO」を効かせるには独自ドメインが必須
どのカートを選んでも、SEOで本気で戦うなら 独自ドメイン接続は必須です。「{ショップ名}.base.shop」「{ショップ名}.stores.jp」のままだと、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性/Googleがコンテンツ品質を測る視点)の蓄積がカートのドメインに流れてしまい、移行時にすべて失います。独自ドメイン取得の比較は第11番「お名前.com vs ムームードメイン」をご覧ください。
お名前.com|国内シェアNo.1の独自ドメイン取得サービス
「.com」「.shop」「.jp」など580種以上から取得可能。EC開設と同時に独自ドメインを取って、SEO資産をカートに依存しない設計にしておくのが鉄則です。
- SEO要素のうち URLハンドル編集・構造化データのカスタマイズ でShopifyが頭一つ抜ける
- BASE・STORESでもSEOは効くが、上位表示の天井がShopifyより低い 構造はある
- どのカートでも 独自ドメイン接続は必須。SEO資産をカートに依存しない設計が鉄則
あなたに最適な1社を選ぶ5問判定フロー

ここまでの内容を踏まえ、5つの質問に順番に答えるだけで自分に最適な1社が決まる判定フローを用意しました。順番に「Yes / No」で答えてみてください。
Q1:実店舗を持っていて、予約・POSもまとめて使いたいか?
Yes → STORESに直行。EC・予約・POS・キャッシュレス決済の統合運用は3社中STORESが圧倒的に有利。
No → Q2へ
Q2:当面の月商目標は10万円以下か?(テスト販売・副業フェーズ)
Yes → BASE スタンダードプラン。月額0円で始められるメリットが手数料率の高さを上回るフェーズ。
No → Q3へ
Q3:将来的に越境EC・多言語ストアを展開する可能性があるか?
Yes → Shopify ベーシック以上。Markets機能で多言語・多通貨を後付け可能。BASE・STORESは越境EC不向き。
No → Q4へ
Q4:SEOで上位表示を本気で狙うか?オウンドメディア併用は?
Yes → Shopify ベーシック以上。URLハンドル編集・構造化データの自由度でSEO最適化の天井が高い。
No → Q5へ
Q5:月商17万円以上を継続的に見込めているか?
Yes → BASE グロース or STORES スタンダード。固定費を払ってでも手数料率を下げる方が利益が伸びるフェーズ。
No → BASE スタンダード or STORES フリー。当面は手数料率より固定費0円を優先。
3つの代表パターン別「いま選ぶべきカート」
| パターン | 状況 | 推奨カート |
|---|---|---|
| 副業ハンドメイド | 月商0〜10万円・固定費は払いたくない | BASE スタンダード |
| 個人EC本気運用 | 月商30万円以上・SEOで伸ばす・将来的に越境も | Shopify ベーシック |
| 実店舗オーナー | 美容室・サロン・カフェ・飲食でEC+予約+POS統合 | STORES スタンダード |
- 「実店舗あり×統合運用」ならSTORES、「ハンドメイド副業」ならBASE、「本気EC・越境視野」ならShopify
- 判定フローはQ1(実店舗)→Q2(月商10万円以下)→Q3(越境)→Q4(SEO本気)→Q5(月商17万円超)の順
- 「迷ったらまず無料プラン2社(BASE・STORES)で試して、月商10万円超えてからShopify検討」も実務上アリ
FAQ|Shopify・BASE・STORESのよくある質問

Q1. BASEから Shopify への乗り換えは大変ですか?
商品データ(CSV)のエクスポートと、Shopify側でのCSVインポートで主要データは移行できます。一方で「過去の注文履歴」「顧客アカウント」「URL構造の継承」は手作業が必要なケースが多く、私の経験則として中規模ECなら2〜4週間の移行期間を見込んでおくと安全です。URLが変わる場合は301リダイレクトを確実に設定し、SEOの順位を可能な限り維持してください。
Q2. 無料プランだけでずっと運用できますか?
BASEスタンダード(無料)・STORESフリーは、月商規模に関わらず月額0円のまま使えます。ただし手数料率が高めなので、月商17万円を超えたあたりからは有料プラン切替の方が利益が伸びます。「無料で始めて、利益が出始めたら移行」が王道です。
Q3. 独自ドメインは最初から取った方がいいですか?
はい、強くお勧めします。理由は2つ。1つ目はSEOの観点で、独自ドメインで運用しないとブランドのE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)がカート提供会社のドメインに流れてしまうから。2つ目は将来カート移行する際に、URLが変わらず移行できるから。年間1,500〜3,000円程度の投資で長期的なリスクを大きく減らせます。詳細は第11番「お名前.com vs ムームードメイン」を参照してください。
Q4. SEOで上位を狙うなら Shopify 一択ですか?
「上位の天井」という意味ではShopifyが有利ですが、BASE・STORESでもキーワード設計と独自ドメイン接続を正しく行えば検索1〜5位は十分狙えます。私が支援する個人EC案件の半数以上はBASE・STORESで運用しており、商材・キーワード次第ではShopifyに固執する必要はありません。SEOで本気で戦うなら、カートよりも 「商品ページの内容・カテゴリ設計・ブログ記事の蓄積」のほうがずっと重要です。
Q5. 3社以外で検討すべきカートはありますか?
はい、月商規模や商材によっては別の選択肢もあります。月商100万円超の本格EC事業ならカラーミーショップ・MakeShop・futureshopなど国産ASPカート、年商1億円超のエンタープライズならecbeing・ec-orange・SI Web Shoppingなど。実店舗併設で「シンプルなLPだけ作りたい」ならペライチも選択肢になります。今回の3社は「これからEC初心者が選ぶ最初の1社」というスコープで比較しています。
用語集
- SEO(Search Engine Optimization)
- 検索エンジン最適化。Google等の検索結果で自社サイトを上位に表示させるための施策の総称。
- E-E-A-T
- 経験・専門性・権威性・信頼性(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)。Googleがコンテンツ品質を測る視点。
- Core Web Vitals
- Googleが定めるページ体験の主要指標(LCP・FID/INP・CLS)。表示速度や安定性を数値化したもの。
- 構造化データ(Schema.org)
- 商品・レビュー・パンくず等の情報を検索エンジンに伝えるためのマークアップ規格。リッチリザルト表示に必須。
- SaaS
- Software as a Service。月額課金で提供されるソフトウェア。Shopify・STORES・BASEはいずれもSaaS型カート。
- POS(Point of Sale)
- 販売時点情報管理。実店舗のレジ機能。STORES POSはタブレットで動作する。
- CV(コンバージョン)
- 問い合わせ・購入などの目標達成数。CVR(コンバージョン率)は来訪者のうち購入に至る割合。
- LTV(顧客生涯価値)
- 1人の顧客が生涯にわたって自社にもたらす総売上。リピート購入が多いほど高い。
- 越境EC
- 国境を越えて海外消費者に商品を販売する電子商取引。Shopify Marketsで多言語・多通貨化が可能。
- 301リダイレクト
- 古いURLから新しいURLへ恒久的に転送するHTTP応答。SEO評価をほぼ100%引き継げる。
- 独自ドメイン
- 「example.com」のように自分で取得・所有するドメイン。SEO資産はドメイン単位で蓄積される。
- ASP
- Application Service Provider。ここではアフィリエイト・サービス・プロバイダーの意味も含む。
まとめ|EC開業の最初の一歩を踏み出すロードマップ

長くなりましたが、最後に「結局どうすべきか」を3行で結論します。これがあなたのカート選びの最終ロードマップです。
最終結論|3行で書くと
- 実店舗オーナーで予約・POSも統合したい → STORES(スタンダードプラン初月無料で試す)
- とにかく今日始めたい・固定費ゼロで様子を見たい → BASE(スタンダードプランで月商10万円までテスト)
- SEOで本気で伸ばす・将来越境ECも視野 → Shopify(ベーシック・3日間無料体験から)
EC立ち上げで失敗しないための3点セット
どのカートを選ぶにせよ、EC立ち上げで失敗を減らすには「独自ドメイン」「決済の網羅」「最初の30商品の写真とSEO最適化」の3点セットが必要です。独自ドメインは第11番、SEO実例は第10番が参考になります。さらに「カート+ドメイン+WordPressブログ」で集客導線を作りたい場合は、第4番「ConoHa WING vs エックスサーバー」でサーバー選定も済ませておくと、後から作り直す手間が減ります。
迷ったら、私に相談してください
カート選定・SEO戦略・商品ページ設計・独自ドメイン取得まで含めて、私の方で初回無料相談を承っています。神戸・芦屋を拠点にしていますが、オンラインで全国対応しています。ヘアアクセサリーEC(広告依存からSEOへ切替で月商7桁達成)の事例詳細などは実績一覧、料金体系は料金ページをご覧ください。
- 最終結論は3行:実店舗ありSTORES、ハンドメイドBASE、本気ECならShopify
- EC立ち上げの3点セットは 「独自ドメイン+決済網羅+最初の30商品のSEO最適化」
- カート選びで迷ったら 無料相談 から。実例ベースで判断軸を提示します
EC開業のカート選び・SEO戦略を、初回無料で相談しませんか?
Shopify・BASE・STORESどれが自社に合うか、独自ドメイン取得から商品ページのSEO設計まで、現役SEOコンサル「雅〜WEB〜」が初回無料で個別相談を承ります。月商7桁達成のEC事例ベースで、あなたの状況に合わせた具体的な打ち手をお伝えします。
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