「商品が300点あります。1点ずつ説明文を書いていたら、半年かかっても終わりません」。自社EC(D2C)の運営者さんから、いちばん多くいただくご相談がこれです。そして次に続くのが、決まってこの一言です。「AIに書かせてもいいんでしょうか。SEO的に、まずくないですか」。
先に言うと、私の答えは「AIに下書きさせるのは正解。ただし、生成したままの文章を公開するのは事故」です。理由は2つあります。ひとつは、AIは商品の仕様を文章にするのは得意でも、触った感触・比べた結果・お客様から実際に届いた質問は1文字も持っていないから。もうひとつは、検索エンジン側が「価値を足さない大量生成」だけを名指しで禁止しているからです。逆に言えば、この2つさえ押さえれば、AIは商品ページ運用の最強の味方になります。
この記事では、商品説明文をAIで書く5ステップ → そのまま使えるプロンプト例 → 数百SKUを回すワークフロー → 事実誤り・薬機法・景表法の品質管理 → 独自情報の足し方 → カテゴリページの書き方 → ツールの使い分けという順で、私が実務で回している流れをそのまま公開します。料金・ポリシー・法令の記載は、すべて2026年9月22日時点で公式サイト・官公庁の発表を確認した内容です(料金は変動しますので、申込前に各公式サイトで最新情報をご確認ください)。
扱うのはD2C(自社ECでの直販)だけです。楽天・Amazonといったモール内での商品ページ最適化は扱いません。私は前職で17年間、自社ECの事業運営に関わり、最終的に執行役員を務めました。広告費ゼロ・自然検索のみで年商1〜2億円を回し、主要キーワードでは約10年間1位を維持しています(2位は日本の時価総額1位企業の公式サイト、3位はAmazon)。現在は神戸・芦屋でSEOコンサル「雅〜WEB〜」を運営しています(支援実績:miyabi-web.jp/production/)。
※本記事には広告(アフィリエイト)リンクが含まれます。料金・特典は変動するため、申込前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事でわかる4つのこと
- 商品説明文をAIで書く5ステップと、そのままコピペで使えるプロンプト例3種(本文・スペック表・商品FAQ)
- 数百SKUを現実的に回すCSV×AIの一括生成ワークフローと、着手の優先順位のつけ方
- 事実誤り・薬機法・景品表示法を潰す3段階チェックと、NG表現/OK表現の対応表
- Googleのscaled content abuse(大量生成コンテンツの不正使用)を回避する独自情報の足し方7つの型
AIで商品説明文を書くとき、勝敗を分けるのはプロンプトの巧拙ではなく「何を渡したか」です。同じAIに同じ指示を出しても、手元に素材がない人からは当たり障りのない文章しか出てきません。AIは、あなたが持っている情報の解像度を超えられない。だから私は、プロンプト集を配るより先に「商品1点ぶんの素材シート」を埋めてもらうことから始めます。書く作業は機械に渡せます。知っていることを思い出す作業だけは、渡せません。
ECの商品説明文はAIで書ける|ただし「そのまま公開」が危険な理由

まず前提をはっきりさせます。AIで商品説明文を書くこと自体は、検索エンジンのルール違反ではありません。Googleは公式ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」で、作成方法ではなくコンテンツの品質を評価するという立場を示しています(出典:AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス/2023年2月公開・2026年9月22日確認。公開から1年以上経過しているため、最新の見解が更新されている可能性があります)。
問題になるのは、そこから一歩踏み外したときです。Googleのスパムに関するポリシーには「大量生成されたコンテンツの不正使用(scaled content abuse)」という項目があり、こう定義されています。
ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。
Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」(2026年9月22日確認)
同ポリシーには違反例として「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」が明記されています。ポイントは「価値を付加することなく」の一文です。禁止されているのはAIの使用ではなく、中身の薄いページを数だけ増やす行為。ここを混同すると、必要以上に怖がってAIを使わないか、逆に無防備に量産して飛ばされるかの、どちらかに振れます。
2026年のアップデート状況|スパムアップデートは年3回実施された
2026年に実施されたランキング関連アップデートを、Google公式の検索ステータス ダッシュボードで確認しました。
| アップデート名 | 実施期間(2026年) | 種別 |
|---|---|---|
| March 2026 spam update | 3月24日〜3月25日(約19時間30分) | スパム |
| March 2026 core update | 3月27日〜4月8日 | コア |
| May 2026 core update | 5月21日〜6月2日 | コア |
| June 2026 spam update | 6月24日〜6月26日 | スパム |
| August 2026 spam update | 8月18日〜8月21日 | スパム |
出典:Google 検索ステータス ダッシュボード(ランキング更新履歴)(2026年9月22日確認)。
ここは正直に書きます。「これらのアップデートでAI量産サイトが大幅に下落した」という話は、Googleの一次情報としては確認できませんでした。Googleは個別のアップデートについて「何を狙ったか」を詳細には公表しません。SEO事業者の観測レポートは複数ありますが、それは一次情報ではありません。一次情報として言えるのは「スパムポリシーにscaled content abuseが明記されており、スパムアップデートが2026年だけで3回走った」という事実までです。ただ、リスクの判断としてはそれで十分だと私は考えています。禁止項目として明文化され、年3回も執行の機会があるものに、わざわざ近づく理由がないからです。
AIが書ける部分と、人間しか書けない部分を切り分ける
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい設計です。商品説明文を「ひとかたまりの文章」と考えるから、AIに任せるか任せないかの二択になります。要素ごとに分解すれば、8割はAIに渡せて、残りの2割で差がつくと分かります。
| 商品説明文の要素 | AIに任せてよいか | 理由 |
|---|---|---|
| 仕様の文章化(サイズ・素材・容量) | ◎ 全面的に任せる | 事実を渡せば整った日本語になる。人が書いても差がつかない |
| 用途・シーンの提案 | ○ 下書きを任せる | AIの案を「うちのお客様は違う」と削る形が速い |
| スペック表・箇条書きの整形 | ◎ 全面的に任せる | 形式変換はAIがもっとも得意な作業 |
| 商品FAQ(想定質問) | △ たたき台のみ | 実際に届いた質問に差し替えて初めて価値が出る |
| 使用感・触感・においなど体感 | ✕ 人が書く | AIは触っていない。書かせると必ず一般論になる |
| 他商品との違い・選び分けの基準 | ✕ 人が書く | 自社の全SKUを比べた人にしか書けない。競合が真似できない |
| 失敗例・向いていない人 | ✕ 人が書く | 返品・クレームの履歴が根拠。ここが信頼の源になる |
| 効果・効能の断定表現 | ✕ 人が判断する | 薬機法・景品表示法の判断はAIに委ねてはいけない(H2-5で詳述) |
私が支援先で最初にやるのは、この表を印刷して壁に貼ることです。「✕の3行だけは、自分で書く」。これを決めた瞬間に、300点の商品ページが「絶望的な作業量」から「今週末に着手できる仕事」に変わります。商品ページ全体の設計そのものはECの商品ページSEO|検索で売れる商品ページの書き方にまとめていますので、あわせてご覧ください。
- AI生成そのものは違反ではない。禁止されているのは「価値を付加しない大量生成」だけ
- 2026年はスパムアップデートが3回実施(3月・6月・8月)。明文化された禁止項目に近づく理由はない
- 説明文を要素に分解すれば8割はAIに渡せる。体感・比較・失敗例の3つだけ人が書く
商品説明文をAIで書く5ステップ|渡す情報が9割、プロンプトは1割

AIライティングの解説記事の多くは、プロンプトの書き方から始まります。私は逆です。プロンプトをどれだけ磨いても、渡す情報が薄ければ結果は変わりません。同じ指示文で、素材を渡した場合と渡さなかった場合の差を、まず見てください。
商品名だけ渡した場合
「上質な素材を使用した、こだわりの逸品です。毎日の暮らしに寄り添い、特別な時間を演出します」——どの商品にも貼れてしまう文章が出てきます。検索する人が知りたいことは1つも書かれていません。
素材シートを渡した場合
「直径8.5cm・高さ6cm・容量180ml。電子レンジ可、食洗機は不可。同シリーズの中では最も小ぶりで、お茶漬けや小鉢に使う方が多い器です」——固有の情報が入り、そのまま公開できる土台になります。
違いを生んだのはプロンプトではなく、渡した素材です。ここを踏まえた上で、5ステップに進みます。
ステップ1|素材シートを作る(ここに時間の7割を使う)
商品1点につき、以下の項目を埋めます。テキストファイルでもスプレッドシートでも構いません。埋まらない項目は「不明」と書いてください。空欄のままにすると、AIが推測で埋めてしまいます。
| 項目 | 書く内容 | 誰が書けるか |
|---|---|---|
| 1. 商品名・型番 | 正式名称。略称や社内呼称も併記 | データから転記 |
| 2. 基本スペック | サイズ・重量・容量・素材・原産国・生産地 | データから転記 |
| 3. 取扱い条件 | 電子レンジ/食洗機/洗濯機の可否、保管方法、賞味期限 | データから転記 |
| 4. 想定する使い手 | 誰が、どんな場面で使うか。実際の購入者層 | 運営者が書く |
| 5. 使用感・体感 | 持った重さ、手触り、音、におい、使い始めの印象 | 運営者が書く |
| 6. 同シリーズとの違い | 「Aより◯cm小さい」「Bは◯◯向け」など選び分けの軸 | 運営者が書く |
| 7. 向いていない人 | 返品・交換の理由になった使い方 | 運営者が書く |
| 8. 実際に届いた質問 | 問い合わせメール・電話でよく聞かれること(3つ以上) | 運営者が書く |
| 9. 作り手・仕入れ先の情報 | 工房名、製法、なぜこれを扱うと決めたか | 運営者が書く |
| 10. 狙うキーワード | この商品ページで拾いたい検索語(1〜2語) | 運営者が書く |
| 11. 禁止事項 | 法令上、書いてはいけない効果・効能(H2-5参照) | 運営者が書く |
| 12. 文字数・トーン | 目安文字数、敬体/常体、ブランドの言葉づかい | 運営者が書く |
1〜3はすでに商品マスタにあるはずなので、実質的に埋めるのは4〜12です。慣れれば1商品5〜10分。これを「面倒だ」と感じるなら、その面倒さこそが競合との差になります。競合も同じように面倒がって省略するからです。
ステップ2〜5|生成から公開までの流れ
- ステップ2:役割とルールを先に与える。「あなたは自社ECの商品ページ担当です」という役割設定と、禁止表現・文字数・トーンを、素材より先に指示します。チャットを新しく開くたびに貼り直すのが基本です。
- ステップ3:素材シートを丸ごと貼って生成させる。一度に完成品を求めず、「本文」「スペック表」「FAQ」の3回に分けて出させます。1回の出力が短いほど、破綻しません。
- ステップ4:人が削って、足す。AIの出力は足すより削るほうが速いです。一般論の形容詞(上質な・こだわりの・特別な)を全部消し、素材シートの5〜9(体感・違い・向いていない人・実際の質問・作り手)を自分の言葉で差し込みます。
- ステップ5:チェックリストで通す。事実誤り・法令表現・重複の3点を確認してから公開します(H2-5で手順を詳述)。
私の実測では、この流れで1商品あたり15〜25分です。素材シートに5〜10分、生成に2〜3分、編集に5〜10分、チェックに3分。ゼロから書くと1商品40〜60分かかっていたので、おおむね半分以下になった計算です。ただしこれは私の環境での数字で、商材の複雑さや法規制の有無で大きく変わります。「AIを入れたら10倍速くなる」という話は、少なくとも私の現場では起きていません。
- 結果を決めるのはプロンプトではなく素材シート。時間の7割をここに使う
- 生成は「本文・スペック表・FAQ」の3回に分ける。一度に完成させようとすると破綻する
- 編集は足すより削る。一般論の形容詞を全消しし、体感・違い・失敗例を自分の言葉で入れる
商品説明文のChatGPTプロンプト例3種|本文・スペック表・商品FAQ

ここからは、実際に私が使っているプロンプトをそのまま載せます。ChatGPT・Claudeなど、どの汎用AIでも使えます。【】で囲んだ部分を、素材シートの内容に置き換えてください。
プロンプト1|最初に1回だけ貼る「役割とルール」
あなたは自社EC(D2C)の商品ページ担当です。以下のルールを厳守してください。
【守ること】
- 私が渡した素材に書かれていない事実は、絶対に書かない
- 素材に無い情報が必要な場合は、書かずに「要確認:〇〇」と列挙する
- 「上質な」「こだわりの」「特別な」「至高の」など、中身のない形容詞は使わない
- 効果・効能を断定しない。医薬品的な表現(治る・改善する・予防する)は使わない
- 「業界No.1」「最安」など、根拠を示せない優位性の表現は使わない
- 文体は敬体(です・ます)。1文は60字以内。専門用語には短い補足を付ける
【出力形式】
- 見出しなしの本文のみ。装飾記号や絵文字は使わない
理解したら「準備完了」とだけ返してください。
この「書かずに要確認と列挙する」の一文が、いちばん効きます。AIは空欄を嫌って推測で埋める性質があるので、埋めずに報告させる逃げ道を先に作っておくわけです。私の体感では、これだけで事実誤りが目に見えて減りました。
プロンプト2|商品説明の本文を生成する
以下の素材をもとに、商品説明の本文を【400】字前後で書いてください。
構成は次の順で固定します。
1. 1文目:この商品が誰の、どの場面のためのものかを言い切る
2. 基本スペック(サイズ・素材・容量・取扱い条件)を文章で説明
3. 同シリーズの他商品との違い(選び分けの基準)
4. 向いていない使い方を1つだけ正直に書く
【素材】
商品名:【ここに商品名】
スペック:【サイズ・重量・容量・素材・原産国】
取扱い条件:【電子レンジ・食洗機・洗濯などの可否】
想定する使い手:【誰が、どんな場面で】
同シリーズとの違い:【AよりBが◯◯、など】
向いていない人:【返品理由になった使い方】
狙う検索語:【キーワード1〜2語】
狙う検索語は、1文目と3のどちらかに自然に含めてください。
素材に無い情報は書かず、末尾に「要確認:」として列挙してください。
構成を4ブロックに固定しているのは、全商品で同じ骨格にするためです。骨格が揃うと、お客様が複数商品を見比べるときに読みやすくなり、後から一括修正するのも楽になります。
プロンプト3|スペック表をHTMLで生成する
以下のスペック情報を、2列の表にしてください。
【出力ルール】
- 左列が項目名、右列が値
- 値が不明な項目は「—(お問い合わせください)」と記載
- 単位を必ず付ける(cm、g、ml など)
- 項目の並び順:サイズ/重量/容量/素材/原産国/取扱い/付属品/型番
- HTMLのtableタグで出力し、各セルにdata-label属性(項目名)を付ける
【スペック情報】
【ここに素材シートの2と3を貼る】
data-label属性を付けさせているのは、スマートフォンで表が横にはみ出すのを防ぐためです。EC閲覧の多くはスマートフォンなので、表が崩れると購入前の最後の確認ができなくなります。サイトのCSS側で「狭い画面では表をカード状に積み上げる」設定をしておけば、この属性が見出し代わりになります。
プロンプト4|商品FAQのたたき台を作る
以下の商品について、購入前のお客様が抱く疑問を8つ挙げてください。
回答は書かなくて構いません。質問文だけを列挙してください。
条件:
- 「購入を迷う理由」に直結する疑問を優先する(サイズが合うか、手入れが大変か、など)
- 素材に書かれた情報だけで答えられる疑問と、答えられない疑問を分けて示す
【素材】
【ここに素材シート全体を貼る】
【実際に届いている質問】
【問い合わせでよく聞かれることを3つ以上】
FAQだけはあえて回答を書かせません。質問の発掘はAIが得意ですが、回答は自社の運用(返品規定・納期・在庫状況)に直結するので、必ず人が書きます。そして「実際に届いている質問」を必ず3つ以上混ぜる。これが、競合のAI生成FAQと決定的に違う部分になります。
ChatGPTを使った文章生成の基本的な手順や校正の組み立て方は、ChatGPTでブログ記事を書く手順|AIツール併用の校正術で詳しく解説しています。
- 「素材に無い情報は書かず、要確認として列挙せよ」の一文が事実誤りをいちばん減らす
- 本文の構成は4ブロックで固定。全商品の骨格を揃えると比較しやすく、一括修正も効く
- FAQは質問だけAIに出させ、回答は人が書く。実際に届いた質問を3つ以上混ぜる
商品ページをAIで量産するワークフロー|数百SKUをCSV×AIで回す手順

ここで一度、前職の話をします。私が自社ECを担当していたとき、SKU(商品の最小管理単位=色やサイズ違いまで分けた1点ごとの管理番号)は数千ありました。当時はAIがなかったので、やっていたのは「テンプレート+外注ライターへの分割発注+優先順位づけ」です。そして、この3つのうちいちばん効いたのは優先順位づけでした。
理由は単純で、全商品を同じ熱量で書いても、売上には返ってこないからです。売れる商品はごく一部に偏ります。AIが使える今でも、この構造は変わりません。AIは「全部やる」ための道具ではなく、「重要な商品に人の時間を集中させる」ための道具です。
着手の優先順位|3階層に分けて、かける手間を変える
| 階層 | 対象商品 | AIと人の配分 | 1商品の目安時間 |
|---|---|---|---|
| A(最重要) | 売上上位2割/指名検索がある/利益率が高い | AI下書き+人が全面的に書き直す | 40〜60分 |
| B(標準) | 定番だが指名検索は弱い/シリーズ商品 | AI下書き+人が削って独自情報を3点足す | 15〜25分 |
| C(最低限) | 色違い・サイズ違い/終売予定/在庫僅少 | AI下書き+事実確認のみ。無理に増量しない | 5分 |
Cの扱いが重要です。色違い・サイズ違いに、それぞれ無理やり800字の独自文章を付ける必要はありません。むしろ、中身の薄い文章を機械的に増やす行為は、H2-1で触れたscaled content abuseに近づきます。色違いは短い差分説明+共通のシリーズ説明へのリンクで十分です。「全ページに独自の長文を」という思い込みが、いちばん危ない量産の入り口になります。
CSV×AIの一括生成|5つの工程
- 商品マスタをCSVで書き出す。列は「商品コード/商品名/スペック/取扱い条件/狙う検索語/階層(A・B・C)」。カートやWordPressの管理画面から書き出せます。
- 不足列を手で埋める。ここが実作業の山場です。A階層から順に、素材シートの4〜9を埋めていきます。全部を一度に埋めようとせず、A階層だけ先に完成させるのがコツです。
- 10〜20件ずつ生成する。汎用AIのチャット画面なら、CSVの数行を貼って「この各行について、先ほどのルールで本文を書いて」と指示します。1回に100件渡すと、後半の品質が落ちます。
- 生成結果を「未編集」列に戻す。この時点ではまだ公開しません。CSVに「未編集」「編集済」「公開済」のステータス列を持たせ、進捗を見えるようにします。
- 階層ごとに編集し、公開する。A→B→Cの順。CSVインポート機能があるカートなら一括投入できます。
もっと自動化したい場合は、AIのAPIを使ってスプレッドシート上で一括処理する方法もあります。ただし個人〜小規模のECで、ここまでやる必要があるケースは多くありません。私の経験則として、SKUが1,000を超えて、かつ商品追加が毎月100点以上あるときに初めて検討する価値が出てきます。それ未満なら、チャット画面で10〜20件ずつ回すほうが、結局は速くて安全です。
現実的な処理量|1日で何件進むか
私が支援先で実際に回した場合の目安です。1人が1日3時間を充てた場合、A階層なら3〜4件、B階層なら8〜12件、C階層なら30件前後。300SKUの棚卸しを「A30点・B120点・C150点」と分けると、おおよそ25〜30営業日です。これも私の環境での数字であり、商材の複雑さで変わります。
1ヶ月強。短くはありませんが、手書きなら3〜4ヶ月コースです。そして重要なのは、1ヶ月後には「A階層30点が全部仕上がっている」状態になること。売上の大半はそこにあるので、全部終わるのを待たずに数字が動き始めます。
短い説明文やキャッチコピーを大量に作る場面では、テンプレートが用意されたツールを併用すると速くなります。私が短文用途で試したのはCatchyです。100種類以上の生成ツール(用途別テンプレート)が用意されており、商品キャッチコピーや説明文の言い換えなど、汎用AIにゼロから指示を書くより手数が少なく済みます。料金は無料プラン(毎月10クレジット)、Starter月3,000円〜(100クレジット〜)、Pro月9,800円(クレジット無制限)です(2026年9月22日時点・公式サイトで確認。申込前に最新情報の参照を推奨します)。
Catchy(キャッチー)
100種類以上の用途別テンプレートを備えたAIライティングツール。商品キャッチコピーや短い説明文の量産に向きます。無料プランで試せます。
使用感や向き不向きはCatchy(キャッチー)評判・レビュー|AIライティングは使えるかに詳しくまとめています。
- 全商品を同じ熱量で書かない。A・B・Cの3階層に分け、かける時間を変える
- 色違い・サイズ違いに無理やり長文を付けない。短い差分説明+シリーズ説明へのリンクで十分
- 生成は10〜20件ずつ。300SKUならおおよそ25〜30営業日、ただしA階層は1ヶ月以内に仕上がる
「AIで書き直したのに、順位も売上も動かない」で止まっていませんか?
商品ページの文章を直しても数字が動かないとき、原因は文章ではなく、狙う言葉の選び方やカテゴリ構造にあることが大半です。どこで詰まっているかを一緒に確認します。広告費ゼロ・自然検索のみで年商1〜2億円の自社ECを運営した経験から、着手の優先順位を整理してお伝えします。相談は無料です。
無料で相談する(develop-life.com/contact/)→AI文章の品質管理|事実誤り・薬機法・景表法を3段階で潰す

ここがこの記事の本丸です。AI量産で本当に怖いのは、検索順位よりも、事実誤りと法令違反です。順位は落ちても回復できますが、誤った寸法を載せて返品が続けば信用が落ち、効果効能を断定すれば行政指導の対象になり得ます。以下は公的な情報をもとに整理したものですが、個別の表現の可否は最終的に専門家にご確認ください。
チェック①|事実誤りが出やすい5箇所
AIは、素材に書いていないことを「それらしく」補ってしまいます。私が実際に見つけた誤りは、この5箇所に集中していました。
| 危険箇所 | よくある誤り | 確認方法 |
|---|---|---|
| 寸法・容量 | 単位の取り違え、「約」が消える、内寸と外寸の混同 | 商品マスタと1文字ずつ突き合わせる |
| 素材・成分 | 「綿100%」が「綿混」に、含有成分の順序が入れ替わる | 品質表示ラベルの原本と照合 |
| 原産国・生産地 | ブランドの本社所在地を生産地として書いてしまう | 仕入先の書類で確認。不明なら書かない |
| 取扱い条件 | 「食洗機不可」が「食洗機対応」に反転する | 可否は必ず原本確認。これが返品の最大要因 |
| 比較・優位性 | 頼んでいないのに「他社製品より軽い」と書かれる | 根拠のない比較は全文削除 |
運用としては、「数字と可否表現はすべて原本照合」の1ルールで足ります。生成文の中で数字・単位・「可/不可」の3つだけを蛍光ペンでなぞるイメージです。1商品1〜2分で終わります。
チェック②|薬機法のNG表現(化粧品・健康食品・雑貨)
薬機法(医薬品医療機器等法)第66条は、医薬品等について虚偽または誇大な記事を広告・記述・流布することを禁じています。判断の指針として厚生労働省が「医薬品等適正広告基準」(平成29年9月29日 薬生発0929第4号)を示しています(出典:厚生労働省「医薬品等の広告規制について」/2026年9月22日確認)。
EC運営者が押さえるべき急所はひとつです。「医薬品ではないものに、医薬品のような効果を書かない」。とくに化粧品は、広告に使える効能の範囲が原則56項目に限定されています(出典:厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」平成23年7月21日 薬食発0721第1号/通知PDF・2026年9月22日確認。公開から10年以上経過している通知のため、最新の改正有無を所管窓口でご確認ください)。
| 商材 | 危ない表現の例 | 書き換えの方向 |
|---|---|---|
| 化粧品 | シミが消える/アトピーが治る/細胞が若返る | 認められた効能の範囲内の表現にとどめる(例:肌にうるおいを与える) |
| 健康食品 | 血圧を下げる/がん予防/飲むだけで痩せる | 食品としての事実(原材料・製法・産地)に絞る |
| 雑貨・日用品 | 肩こりが治る/花粉症に効く/ウイルスを除去 | 構造や使い方の説明に置き換える |
| 共通 | 医師も推奨/副作用なし/安全性は確認済み | 根拠を示せない断定は全削除 |
私の運用ルールは「AIに法令判断をさせない」の一点です。「薬機法に違反していませんか」とAIに聞けば、それらしい答えは返ってきます。しかしAIは自信を持って間違えます。AIに任せてよいのは「以下の禁止語リストに該当する語が本文にあれば列挙して」という検出作業だけ。判断は人がします。禁止語リストは、自社の商材に合わせて20〜50語ほど作って使い回してください。
チェック③|景品表示法(優良誤認・有利誤認・ステマ)
景品表示法では、以下の2つが不当表示として禁止されています(出典:消費者庁「表示規制の概要」/2026年9月22日確認)。
- 優良誤認表示(第5条第1号):商品の内容について、実際のものより著しく優良である、または競争業者のものより著しく優良であると示す表示。消費者庁の例では「カシミヤ混用率が80%程度のセーターに『カシミヤ100%』と表示した場合」が挙げられています。
- 有利誤認表示(第5条第2号):価格や取引条件について、実際のものより著しく有利である、または競争業者のものより著しく有利であると誤認させる表示。「他社商品の2倍の内容量」と表示して実際は同程度、といった例です。
AI生成で特に危ないのが不実証広告規制です。消費者庁長官は、優良誤認の判断に必要な場合、事業者に対して期間を定めて表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができ、資料が提出されなければ不当表示とみなされます。つまり、AIが勝手に書いた「業界最軽量」を、あとから証明できなければアウトということです。これが、プロンプト1で「根拠を示せない優位性の表現は使わない」と最初に禁じている理由です。
加えて、令和5年(2023年)10月1日から、一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難な表示(ステルスマーケティング)が景品表示法違反となっています(出典:消費者庁「表示対策」/2026年9月22日確認)。レビュー記事の依頼やインフルエンサー施策を併用する場合は、広告である旨の明示が必要です。
3段階チェックの運用|機械→人→抜き取り
- 機械チェック(全件・1商品30秒):禁止語リストによる検出。AIまたはエディタの検索機能で、該当語をすべて洗い出す。
- 人のチェック(全件・1商品2分):数字・単位・可否表現の原本照合と、禁止語ヒット箇所の判断。
- 抜き取りチェック(10件に1件・1商品5分):公開後に第三者の目で通読。ひとりで運用している場合は、翌日に読み返すだけでも効果があります。
300SKUなら、①②で合計約12時間、③で約2.5時間。合計15時間弱です。「多い」と感じるかもしれませんが、返品1件の対応にかかる時間と信用の損失を考えれば、圧倒的に安い保険です。
- 事実誤りは「数字・単位・可否表現」の3点に集中する。ここだけ原本照合すれば大半を防げる
- AIに法令判断をさせない。任せるのは禁止語の検出まで、判断は必ず人がする
- 不実証広告規制があるため、証明できない優位性の表現はAIに最初から禁じておく
scaled content abuseを回避する|AI文章に独自情報を足す7つの型

H2-1で確認したとおり、Googleが問題にしているのは「ユーザーにとっての価値を付加することなく」大量生成することです。裏を返せば、価値を付加していれば量産は問題にならない。では「価値を付加する」とは具体的に何をすることか。抽象論で終わらせないために、私が実務で使っている7つの型に落とし込みます。
- 実測値を書く:カタログスペックではなく、自分で測った数字を足す。「公称180mlですが、実際に水を入れると8分目で150mlでした」。メーカーサイトにも競合にも存在しない情報です。
- 体感を言語化する:持ったときの重さ、手触り、音、におい、開封したときの第一印象。「500mlのペットボトルより少し軽い」のように、誰もが知っているものと比べると伝わります。
- 自社商品同士で比較する:「AとBで迷ったら、◯◯する方はA」。競合比較は根拠の証明が必要になりますが、自社商品同士の比較なら自分で検証できます。しかも競合には絶対に書けません。
- 向いていない使い方を書く:「直火にはかけられません」「乾燥機に入れると縮みます」。返品理由の上位3つを正直に書くだけで、返品が減り、信頼が上がります。
- 実際に届いた質問と回答を載せる:問い合わせメールをそのまま資産にします。同じ疑問を持つ人が検索でたどり着きます。
- 仕入れ・製造の背景を書く:どこの工房か、なぜ扱うと決めたか、どこを気に入ったか。これはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性/Googleがコンテンツ品質を測る視点)の「経験」そのものです。
- 自分で撮った写真を載せる:文章ではありませんが、効果は最大級です。メーカー支給の白背景写真に、使用シーン1枚と、手に持ったサイズ比較1枚を足すだけで、ページの独自性は跳ね上がります。
最低ラインの決め方|「7つのうち3つ」を全商品の基準にする
私が支援先に提示している運用基準は、「B階層以上の商品には、7つの型のうち最低3つを必ず入れる」です。理由は、3つ入ればAI生成の下書きが原形をとどめなくなるから。逆に、3つも入れられない商品は、そもそも情報が足りていないということなので、ページを量産する前に商品を触り直すべきです。
C階層(色違い・サイズ違い)については、無理に3つ入れる必要はありません。短い差分説明で止めて、シリーズの親ページに集約するのが正解です。ここを間違えて「全ページに独自文章を」とやると、中身の薄いページが大量に生まれ、いちばん避けたい状態に近づきます。
私がやめた量産と、続けている量産
正直に失敗も書きます。独立して間もない頃、私は「キーワードの掛け合わせでページを増やす」やり方を試したことがあります。「商品名×地域名」「商品名×用途」でページを自動生成する発想です。結果は、短期的に流入が少し増え、その後まったく伸びなくなりました。中身が実質同じだったからです。労力のわりに何も残りませんでした。
一方、いま続けている量産は「1商品につき、AIが下書きした土台に、自分しか知らない3つを足して公開する」形です。ページ数の増え方は前者よりずっと遅いですが、1ページずつ順位が付いてくる。前職で主要キーワードを約10年守れたのも、結局はこの積み方でした。速さで勝とうとした量産は全部失敗し、深さで勝とうとした量産だけが残っています。
順位が動かないときの原因の切り分けは、検索順位が上がらない15の原因と対策チェックリスト 2026にまとめています。
- 「価値を付加する」を7つの型に具体化する。実測値・体感・自社比較・失敗例・実問い合わせ・背景・自前写真
- B階層以上は「7つのうち3つ」を必須基準に。3つ入れば下書きは原形をとどめない
- 色違い・サイズ違いは短い差分説明で止め、シリーズ親ページに集約する
カテゴリページの説明文をSEO向けに書く|構成テンプレとAIの使い方

意外に思われるかもしれませんが、私が商品ページより先に手を入れることが多いのは、カテゴリページです。理由は3つあります。
- 検索ボリュームが大きい言葉を拾えるから:個別商品名より「ジャンル名+用途」のほうが検索されます。
- 枚数が少ないから:商品が300点あってもカテゴリは10〜30個程度。少ない労力で広い面を取れます。
- ハブ記事(関連記事を束ねる中核記事)として機能するから:内部リンクが集まり、配下の商品ページにも評価が回りやすくなります。
カテゴリ説明文の構成テンプレ|6ブロック
| ブロック | 書く内容 | 目安字数 |
|---|---|---|
| 1. 定義 | このカテゴリは何か、どんな人に必要かを1〜2文で言い切る | 80字 |
| 2. 選び方の軸 | サイズ・素材・価格帯など、比較すべき観点を3〜5個提示 | 250字 |
| 3. 用途別のおすすめ | 「贈り物なら◯◯」「毎日使うなら△△」と自社商品へ誘導 | 250字 |
| 4. よくある失敗 | サイズ選びの間違いなど、返品理由から逆算した注意点 | 150字 |
| 5. 手入れ・使い方 | カテゴリ共通のケア方法。商品ページの重複を減らせる | 150字 |
| 6. カテゴリFAQ | カテゴリ全体に共通する質問を3〜5問 | 300字 |
合計1,100〜1,200字が目安です。このうちAIに任せられるのは1・2・5。3・4・6は自社の在庫と返品履歴と問い合わせが根拠になるので、人が書きます。ここでも比率は変わりません。
置き場所|商品一覧の「上」か「下」か
よく聞かれる質問です。私の運用は「上に2〜3行の短い導入、残りは商品一覧の下」です。理由は、カテゴリページに来た人の大半は商品の写真を早く見たいから。上に1,000字置くと、スマートフォンでは何度もスクロールしないと商品が出てきません。CVR(コンバージョン率=来訪者のうち購入に至る割合)を下げてまでSEOを取るのは、本末転倒です。
カテゴリ説明文の生成プロンプト
以下のカテゴリについて、説明文の「1. 定義」「2. 選び方の軸」「5. 手入れ・使い方」
の3ブロックだけを書いてください。3・4・6は私が書くので、出力しないでください。
【カテゴリ情報】
カテゴリ名:【例:小鉢・豆皿】
扱っている商品の幅:【価格帯・サイズ帯・素材の種類】
狙う検索語:【例:小鉢 選び方】
このカテゴリの商品に共通する取扱い条件:【電子レンジ・食洗機の可否など】
【条件】
- 「2. 選び方の軸」は、比較すべき観点を3〜5個、箇条書きで
- 一般論で埋めず、渡した情報の範囲で書く
- 情報が足りない箇所は「要確認:〇〇」と列挙する
「3・4・6は出力しないでください」と明示するのがポイントです。AIは親切なので、頼まなくても全部書こうとします。書かせてしまうと、それを土台に人が直す形になり、結局は一般論の輪郭が残ります。最初から書かせないほうが、自分の言葉が出てきます。
どのカテゴリでどの言葉を狙うかの設計は、ECのキーワード選定|「買うキーワード」と「調べるキーワード」の見分け方で詳しく扱っています。
- カテゴリページは枚数が少なく効果が大きい。商品ページより先に着手する価値がある
- 構成は6ブロック・合計1,100字前後。AIに任せるのは定義・選び方の軸・手入れの3つだけ
- 長文は商品一覧の下。上は2〜3行にとどめ、写真までの距離を短くする
ECサイトのAI活用ツール使い分け|Catchy・ラクリン・リテラ・汎用AI

ここまでの手順は、ChatGPTやClaudeのような汎用AIだけでも完結します。まずは汎用AIで回してみて、手数が多いと感じた工程だけを専用ツールに置き換える——これが私の推奨順です。以下は2026年9月22日時点で各公式サイトを確認した料金です(変動しますので、申込前に公式サイトで最新情報をご確認ください)。
| ツール | EC運営での役割 | 料金(2026年9月22日時点) | 公式 |
|---|---|---|---|
| 汎用AI(ChatGPT / Claude) | 商品説明文の下書き・言い換え・トーン統一。この記事の手順の主役 | 各社の提供プランによる(公式参照) | — |
| Catchy | 短い商品説明・キャッチコピーの量産。100種類以上の用途別テンプレート | 無料(毎月10クレジット)/Starter 月3,000円〜/Pro 月9,800円(クレジット無制限) | 見る |
| ラクリン(Rakurin) | ブログ・お役立ち記事の量産。商品ページではなく集客記事側の担当 | フリー 0円/シルバー 月4,980円/ゴールド 月9,980円/プラチナ 月29,980円(いずれも税込) | 見る |
| リテラ(BringRitera) | SEO記事の作成に加え、順位計測・リライトまで1つで回したい場合 | フリー 0円/ライト 月450円/スタンダード 月2,700円/プロ 月8,100円/エンタープライズ 月27,000円(いずれも税別) | 見る |
出典:Catchy公式、ラクリン公式、リテラ公式(料金プラン)(いずれも2026年9月22日確認)。なお、ラクリンとリテラはプランごとに使えるトークン数・ポイント数の上限があり、支払い方法(月払い/年払い)でも条件が変わります。上限の具体値は変動が大きいため、この記事では料金のみを記載しています。実際の使用量に足りるかは公式ページでご確認ください。
短い商品説明・キャッチコピーを量産するなら|Catchy
商品数が多く、1商品100〜200字程度の短い説明を大量に回したい場合に向きます。用途別のテンプレートが用意されているので、汎用AIのように毎回長いプロンプトを書く必要がありません。無料プランで手触りを確かめてから判断できるのも、小規模事業者にはありがたいところです。
Catchy(キャッチー)
100種類以上の用途別テンプレートで、商品キャッチコピーや短い説明文を効率的に生成。無料プラン(毎月10クレジット)で試せます。
集客用のブログ記事を増やすなら|ラクリン
商品ページだけでは、購入前に情報収集している段階の人を拾えません。「選び方」「手入れ方法」「◯◯と△△の違い」といった記事が必要になります。ラクリンはブログ記事の生成に特化しており、見出し構成から本文までを一連で出せるのが特徴です。商品ページはCatchyや汎用AI、集客記事はラクリンという分担が、私の考えるいちばん素直な形です。
ラクリン(Rakurin)
ブログ記事の生成に特化したAIライティングツール。無料のフリープランがあり、EC集客用の記事量産から試せます。
順位計測・リライトまで1本で回すなら|リテラ
記事を書いたあと、順位を測って、伸びないものをリライトするところまでが本来のSEOです。ここを別々のツールでやると管理が煩雑になります。リテラは記事生成に加えて順位計測やリライト支援の機能を持つため、ツールを増やしたくない小規模運営に向きます。月450円のライトプランから試せるのも、判断しやすいところです。
リテラ(BringRitera)
記事生成に順位計測・リライト支援を組み合わせたSEO向けツール。フリープランと月450円のライトプランから試せます。
各ツールの使用感や向き不向きは、ラクリン(RakuRin)評判・レビュー、リテラ(BringRitera)評判・使い方、AIライティングツール徹底比較 2026にまとめています。
最後にひとつ、正直なところを書きます。ツールを増やしても、素材シートが埋まっていなければ結果は変わりません。私が見てきた限り、ツール選びで悩んでいる時間の大半は、素材集めから逃げている時間でした。まずは無料プランで1商品だけ通してみて、それから課金を考えるのが確実です。
- まず汎用AIで回し、手数が多いと感じた工程だけ専用ツールに置き換える
- 商品ページの短文はCatchy、集客記事はラクリン、順位計測まで含めるならリテラ
- ツールを増やしても素材シートが埋まっていなければ結果は変わらない。無料プランで1商品試す
ECのAIライティングでよくある質問|SEO・著作権・外注・順位への影響

Q1. AIで書いたことを、Googleに申告する必要はありますか?
検索順位のために申告が必要、という公式の要件は確認できませんでした。Googleは作成方法ではなく品質を見るという立場です。ただし読者に対して誠実であるかは別の話で、実体験として書いていない内容を体験談のように見せるのは避けるべきです。私の運用では、商品説明文にAI利用の明記はしていませんが、体験の記述は必ず自分が体験したことだけにしています。
Q2. AIが書いた文章の著作権はどうなりますか?
ここは断定を避けます。AI生成物の著作権の扱いは、利用するサービスの規約と、個別の事情によって判断が分かれる領域です。実務上の注意点は2つ。①使うツールの利用規約で商用利用の可否を必ず確認すること、②生成文が既存の他社サイトの文章と酷似していないか確認すること。②は、主要な一節をそのまま検索窓に入れて調べるだけでも、ある程度は分かります。法的な判断が必要な場面では、専門家にご相談ください。
Q3. メーカー支給の商品説明文をそのまま載せてはいけませんか?
載せること自体は問題ありませんが、それだけでは検索で勝てません。同じ文章が他の販売店のページにも並ぶため、あなたのページが選ばれる理由がないからです。メーカー文はスペック部分として残し、その下に7つの型(H2-6)から3つ足す。これが現実的な折衷案です。
Q4. AI生成の商品説明で、順位が下がることはありますか?
「AI生成だから下がる」という因果は、Googleの一次情報では確認できません。確認できるのは、価値を付加しない大量生成がスパムポリシー違反として明記されていることです。私の経験則としては、順位が落ちたページの共通点は「AIで書いたこと」ではなく、「そのページにしか無い情報が1つも無いこと」でした。判断基準は、公開前に「このページを消したら、ネット上から失われる情報はあるか」と自問することです。
Q5. 外注ライターに依頼するのと、AIを使うのはどちらが良いですか?
私の答えは「A階層は外注か自分、B・C階層はAI」です。外注ライターの価値は、文章力そのものより取材して情報を引き出してくれることにあります。逆に言えば、素材を渡すだけの単価の安い発注なら、AIとの差は小さくなります。限られた予算は、全商品に薄く配るのではなく、売上上位2割の商品の取材に集中させるのが私の推奨です。
Q6. 効果測定はどう見ればいいですか?
GSC(Google Search Console=検索結果での順位や流入を確認できる無料ツール)で商品ページのURLごとの表示回数とクリック数を、GA4(Google Analytics 4=サイトの訪問者やCVを解析する無料ツール)でそのページ経由のCV(コンバージョン=問い合わせ・購入などの目標達成数)を見ます。ポイントは書き換えた日付を記録しておくこと。前後4週間で比較すれば、PDCA(計画→実行→検証→改善)が回せます。なお、反映には数週間から数ヶ月かかります。2週間で判断しないでください。
- 順位を下げるのは「AIで書いたこと」ではなく「そのページにしか無い情報が1つも無いこと」
- メーカー支給文はスペックとして残し、その下に独自情報を3つ足す
- 限られた予算は全商品に薄く配らず、売上上位2割の取材に集中させる
用語集|この記事に出てきた言葉
- SKU
- Stock Keeping Unit=在庫管理の最小単位。同じ商品でも色やサイズが違えば別SKUとして数える。
- D2C(Direct to Consumer)
- メーカーやブランドが、卸・小売店・モールを通さず、自社サイトでお客様に直接販売する形態。
- scaled content abuse(大量生成されたコンテンツの不正使用)
- Googleのスパムポリシーの項目。ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成する行為を指す。
- ハルシネーション
- AIが事実でない内容を、もっともらしい文章として生成してしまう現象。寸法や原産国など、素材に無い情報で起きやすい。
- プロンプト
- AIに与える指示文。役割・ルール・素材・出力形式の4要素で構成すると安定する。
- 薬機法
- 医薬品医療機器等法。第66条で、医薬品等についての虚偽・誇大な広告を禁じている。
- 優良誤認表示/有利誤認表示
- 景品表示法で禁止される不当表示。前者は品質・内容、後者は価格・取引条件について、実際より著しく良く見せる表示を指す。
- 不実証広告規制
- 優良誤認の判断に必要な場合、消費者庁長官が事業者に合理的根拠資料の提出を求められる制度。提出がなければ不当表示とみなされる。
- ステルスマーケティング
- 広告であることを隠した宣伝。令和5年(2023年)10月1日から景品表示法違反となる。
- E-E-A-T
- 経験・専門性・権威性・信頼性/Googleがコンテンツ品質を測る視点。商品ページでは「実際に触った・比べた」記述が経験にあたる。
- ハブ記事
- 関連記事を束ねる中核記事。ECではカテゴリページがこの役割を担う。
- GSC
- Google Search Console=検索結果での順位や流入を確認できる無料ツール。
- GA4
- Google Analytics 4=サイトの訪問者やCVを解析する無料ツール。
- CV/CVR
- CVはコンバージョン=問い合わせ・購入などの目標達成数。CVRはコンバージョン率=来訪者のうち購入に至る割合。
- PDCA
- 計画→実行→検証→改善。書き換えた日付を記録し、前後4週間で比較すると回しやすい。
- LP
- ランディングページ=個別の流入ページ。1枚で商品の魅力を伝え、購入まで完結させる構成が多い。
まとめ|AIは「下書き係」、売る文章に仕上げるのは人間

最後に、着手から公開までのチェックリストにまとめます。上から順に埋めれば、明日から動けます。
| 段階 | 確認すること | 参照 |
|---|---|---|
| 分ける | 全SKUをA・B・Cの3階層に分け、かける時間を決めたか | H2-4 |
| 集める | A階層の素材シート12項目を埋めたか(とくに5〜9の体感・違い・失敗例) | H2-2 |
| 生成する | 役割とルールを先に与え、本文・スペック表・FAQを3回に分けて出したか | H2-3 |
| 削る | 中身のない形容詞を全消しし、7つの型から最低3つを足したか | H2-6 |
| 確かめる | 数字・単位・可否表現を原本照合し、禁止語リストを通したか | H2-5 |
| 広げる | カテゴリページ6ブロックを整備し、配下の商品へ内部リンクを引いたか | H2-7 |
| 測る | 書き換え日を記録し、GSCとGA4で前後4週間を比較したか | H2-9 |
3つにまとめると、①AIには仕様の文章化だけを任せる、②体感・自社比較・失敗例は人が書く、③数字と法令表現は必ず原本で確かめるです。これを1つの原則に畳むと、「AIは書く速度を上げる道具であって、知っていることを増やす道具ではない」。前職17年の自社EC運営と、独立後の支援の現場で、私が確かめたのはこれだけです。
最後に、悪い話も書いておきます。AIを入れても、最初の1ヶ月は「思ったより速くない」と感じるはずです。素材シートを埋める作業が想像以上に重く、生成した文章の修正にも時間がかかるからです。多くの方がここで「AIは使えない」と結論を出してやめていきます。ですが、重いのは最初だけです。禁止語リストとプロンプトが固まり、素材の集め方に慣れた2ヶ月目から、速度は一気に変わります。私の支援先でも、脱落するかどうかの分岐点は、ほぼ1ヶ月目にありました。
商品ページ全体の設計はECの商品ページSEO|検索で売れる商品ページの書き方、集客記事の設計はECサイトのコンテンツマーケティング|ブログで指名検索を増やす方法、EC全体のSEO設計はECサイトのSEO対策 完全ガイド 2026をご覧ください。
- AIに任せるのは仕様の文章化まで。体感・自社比較・失敗例は人が書く
- 数字・単位・可否表現と法令表現は、必ず原本で確かめてから公開する
- 最初の1ヶ月は重い。プロンプトと禁止語リストが固まる2ヶ月目から速度が変わる
「AIで書き直したのに数字が動かない」を
公開前に一緒に確かめます
広告費ゼロ・自然検索のみで年商1〜2億円の自社ECを運営した経験をもとに、どの商品から着手すべきか、どの言葉を狙うべきか、商品ページとカテゴリページの役割分担まで、優先順位を整理してお伝えします。ご案内するのは私のSEOコンサル(自社サービス)です。売上や順位の保証はしませんが、判断の根拠は具体的にお伝えします。相談は無料です。
EC商品ページの無料相談はこちら(develop-life.com/contact/)→関連記事
- ECの商品ページSEO|検索で売れる商品ページの書き方
- ECサイトのコンテンツマーケティング|ブログで指名検索を増やす方法
- ECサイトのSEO対策 完全ガイド 2026|自社EC・D2Cの検索集客
- ECのキーワード選定|「買うキーワード」と「調べるキーワード」の見分け方
- AIライティングツール徹底比較 2026|ラクリン・EmmaTools・litera・Catchy
- ChatGPTでブログ記事を書く手順|AIツール併用の校正術
- Catchy(キャッチー)評判・レビュー|AIライティングは使えるか
- ラクリン(RakuRin)評判・レビュー|ブログ特化AIライティング
- リテラ(BringRitera)評判・使い方|AI×SEO記事作成
- 検索順位が上がらない15の原因と対策チェックリスト 2026
- 独自ドメインの取り方・選び方 完全ガイド 2026
