「自社ECのSEOを始めたいが、どのキーワードを狙えばいいか分からない」「検索回数の多い言葉を狙ったのに、アクセスが増えても売上が増えない」。EC事業者の方から、最初に受ける相談の多くがこの2つです。原因をたどると、ほとんどの場合「買う人の言葉」と「調べている人の言葉」を区別せずに選んでいることに行き着きます。
先に言うと、私の答えは「買うキーワードは商品ページ・カテゴリページで、調べるキーワードはブログ記事で獲り、ブログから商品へ案内する」です。私は前職で17年、自社ECの事業運営に関わり、最終的に執行役員として広告費ゼロ・自然検索のみで年商1〜2億円の自社ECを回しました。主要キーワードでは約10年1位を守りました(2位は日本の時価総額1位企業の公式、3位はAmazon)。
この記事では、キーワードを購買意図(どのくらい買う気があるか)で4つに分ける方法、検索結果の画面で「買うキーワード」を見分けるコツ、ニッチなキーワードの拾い方、検索回数だけで選ぶと失敗する理由、そしてツールでの順位の追い方までを、実務の順番で解説します。Googleの公式資料とツールの料金は2026年9月時点で確認した内容です。
対象は自社EC(D2C=メーカーやブランドが自社サイトで直接販売する形)です。楽天・Amazonのモール内の検索対策は扱いません(モールからの移行は脱モールの手順と判断基準で解説しています)。現在は神戸・芦屋でSEOコンサル「雅〜WEB〜」を運営しています(支援実績:miyabi-web.jp/production/)。
※本記事には広告(アフィリエイト)リンクが含まれます。料金・特典は変動するため、申込前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事でわかる4つのこと
- ECのキーワードを購買意図で4つに分ける方法と、検索結果の画面で「買うキーワード」を見分けるコツ
- キーワードごとに商品ページ・カテゴリページ・ブログ記事のどれで受けるかの判断基準
- サジェスト・レビュー・問い合わせからニッチなキーワードを拾う手順
- 検索回数の罠と、10年1位を守った私の経験から見た順位の追い方
キーワード選びは、検索回数の大きさ比べではありません。「その言葉を打った人は、今どのくらい買う気があるのか」を読む仕事です。買う気のある人には商品を、まだ調べている人には答えを。相手の段階に合ったページを用意した店が、最後に選ばれると私は考えています。
ECキーワード選定の結論|「買うKW」は商品・カテゴリページ、「調べるKW」はブログで獲る

経済産業省の調査では、2024年の国内BtoC-EC(消費者向けネット販売)市場は26.1兆円、物販のEC化率は9.78%でした(経済産業省 令和6年度電子商取引に関する市場調査・2025年8月26日発表。2026年9月の確認時点で参照できた最新版ですが、公開から1年以上経っているため古い可能性があります)。ネットで買う人が増えるほど、ネットで売る店も増えます。その中で見つけてもらうには、狙う言葉を絞り、言葉ごとに受けるページを決めることが出発点です。
「買うKW」と「調べるKW」の違い
| 観点 | 買うキーワード | 調べるキーワード |
|---|---|---|
| 検索する人の段階 | 欲しい物が決まり、どこで買うかを探している | 悩みの解決方法や選び方を知りたい |
| 言葉の例(架空) | 保温タンブラー 蓋付き 350ml | コーヒー 冷めない 方法 |
| 検索回数 | 少なめのことが多い | 多めのことが多い |
| 受けるページ | 商品ページ・カテゴリページ | ブログ記事(読み物) |
| ページの役目 | その場で買ってもらう | 答えを渡し、信頼されてから商品へ案内する |
キーワードごとの受けページの判断基準
買うキーワードの中でも、「候補を比べている言葉」と「条件が決まっている言葉」で受けるページが変わります。私は次の3段で割り振っていました。
| 受けるページ | 向いている言葉 | 言葉の例(架空) | ページの中身 |
|---|---|---|---|
| 商品ページ | 商品名・型番・「商品名+特徴」 | 保温タンブラー 車 350ml | 悩み解決の説明文・スペック・レビュー |
| カテゴリページ | 「〇〇 通販」「〇〇 おすすめ」など商品群の言葉 | 保温タンブラー 通販 | 選び方の短い解説+商品一覧 |
| ブログ記事 | 「〇〇 選び方」「〇〇 違い」「〇〇 方法」 | タンブラー 選び方 | 答え+関連カテゴリ・商品への案内 |
ポイントは1つの言葉に、受けるページは1つにすることです。同じ言葉を商品ページとブログ記事の両方で狙うと、自分のページ同士で取り合い(カニバリゼーション)になり、どちらも上がりにくくなります。商品ページ側の書き方はECの商品ページSEO|検索で売れる商品ページの書き方とセットで読んでください。
- キーワードは「買う人の言葉」と「調べている人の言葉」に分けて考える
- 商品名は商品ページ、商品群の言葉はカテゴリページ、選び方や悩みはブログ記事で受ける
- 1つの言葉に受けるページは1つ。自分のページ同士で取り合わない
ECキーワードの購買意図4分類|Buy・Do・Know・GoをEC目線で理解する

検索の意図(その言葉を打った人が何をしたいか)の分け方には、Googleが公開している土台があります。Googleが検索結果の品質を評価する人向けに作った「検索品質評価ガイドライン」では、検索の意図を次の4つで説明しています(Google 検索品質評価ガイドライン 12.7節・2025年9月11日版・2026年9月19日確認。公開から1年以上経っているため古い可能性があります)。
- Know(知る):情報を探したり、ある話題を調べたりしたい
- Do(する):何かを成し遂げたい。ガイドラインは例として「ダウンロードする」「買う」「手に入れる」などを挙げている
- Website(サイトへ行く):特定のサイトやページを開きたい
- Visit-in-person(お店へ行く):近くのお店や施設を探したい
このガイドラインは評価する人のための手引きで、それ自体が順位を決めるものではありません。ただ、「Googleが検索する人の目的をどう分けて考えているか」を知る資料として、キーワード選びにそのまま使えます。
EC向けに組み替えた4分類
ECでは「買う」が一番大事なので、私はGoogleの「Do」から購買の言葉を切り出して「Buy」とし、次の4つで整理しています。Buyは私がEC向けに整理した呼び方で、Googleの公式の分類名ではありません。
| 分類 | Googleの分類との対応 | 言葉の例(架空) | ECでの受けページ |
|---|---|---|---|
| Buy(買う) | Doのうち購買に関わるもの | 保温タンブラー 通販/〇〇 購入 | 商品ページ・カテゴリページ |
| Do(する) | Doのうち購買以外 | タンブラー 洗い方/パッキン 交換 | ブログ記事・よくある質問 |
| Know(知る) | Know | タンブラー 選び方/ステンレス 真空 違い | ブログ記事 |
| Go(行く) | Website・Visit-in-person | 店名/ブランド名 公式 | トップページ |
境界はあいまいでいい
同じガイドラインは、DoとKnowの境界はあいまいなことがあり、両方に当てはまる言葉もあると明記しています。例として、ある商品のレビューを探す言葉はKnow、観劇チケットを探す言葉は「KnowまたはDo」と説明しています。つまり、分類を厳密に当てることが目的ではありません。「この言葉の人に、商品を見せるべきか、答えを見せるべきか」を決めるための道具として使ってください。
- Googleは検索の意図をKnow・Do・Website・Visit-in-personの4つで説明している
- ECでは購買の言葉を「Buy」として切り出すと、受けページを決めやすい
- 分類は厳密でなくていい。商品を見せるか答えを見せるかを決める道具にする
「買うキーワード」の見分け方|検索結果の画面で判定する3つのサイン

ある言葉が「買うキーワード」かどうかは、想像で決めるより、実際にその言葉で検索して、検索結果の画面(SERP)を見るのが確実です。検索結果には、Googleが「この言葉の人にはこういうページが役に立つ」と判断した結果が並んでいるからです。
検索結果で見る3つのサイン
| 見る場所 | 買うキーワードのサイン | 調べるキーワードのサイン |
|---|---|---|
| 上位に並ぶページの種類 | ネットショップの商品ページ・カテゴリページが多い | 解説記事・まとめ記事・Q&Aサイトが多い |
| 画面上部の表示 | 商品画像と価格が並ぶ枠や、ショッピング広告が出る | 質問と答えの枠、動画、用語の説明が出る |
| タイトルの言葉 | 「通販」「送料無料」「在庫あり」「価格」 | 「選び方」「〇選」「とは」「違い」「方法」 |
上位10件のうち、ショップのページが大半なら「買うキーワード」、解説記事が大半なら「調べるキーワード」と判断します。半々に混ざっていれば、両方の人がいる言葉です。私の経験則として、混ざっている言葉はカテゴリページに「選び方の短い解説」を足して受けると、どちらの人にも対応しやすくなります。
判定するときの注意点
- ログアウトした状態、またはブラウザのシークレットモードで見る:過去の検索履歴で結果が変わるのを減らすため
- スマホでも見る:ECはスマホで買う人が多く、画面上部の表示がパソコンと違うことがある
- ときどき見直す:同じ言葉でも、並ぶページの種類は時間とともに変わる
検索結果に大手モールばかりが並ぶ言葉もあります。そうした言葉を最初から商品ページで狙うのは大変です。その場合は、もう一歩具体的な言葉(用途・悩み・サイズを足した言葉)を探します。探し方はH2-5で解説します。
- 買うキーワードかどうかは、実際に検索して上位のページの種類で判定する
- ショップが大半なら商品・カテゴリ、解説記事が大半ならブログで受ける
- 判定はシークレットモードとスマホで。大手モールばかりの言葉は一歩具体的に
「調べるキーワード」の活かし方|ブログ記事から商品へ案内する書き方

調べるキーワードで来た人は、まだ買う気が固まっていません。だからといって無視していい相手ではありません。私が前職で大事にしていたのは、「買うと決める前の人たち」から先に獲ることでした。調べる言葉は、検索する人の数が多いわりに、他のショップが本気で書いていないことが多かったからです。答えをくれた店は「この店は詳しい」と覚えてもらえます。その印象が、買う段階になったときに効いてきます。
商品へ案内するブログ記事の型
- 冒頭で答えを言い切る:「冷めにくさは、蓋の有無と構造でほぼ決まります」のように、検索した疑問への答えを先に書く
- 判断の基準を並べる:選ぶときに見るポイントを、表や箇条書きで比べられる形にする
- 向かない人も書く:「この使い方なら別の物のほうがいい」と正直に書く
- 条件に合う商品・カテゴリへリンクする:本文の流れの中で、基準に合う商品を具体的に紹介する
「買わないほうがいい」と書いたページが一番売れた
3つ目の「向かない人も書く」は、勇気がいります。売り逃しになるように見えるからです。それでも私の経験では、「この場合は買わないほうがいい」まで書いたページが、結果的に最も売上を作りました。売り込むだけのページより、正直に線を引いたページのほうが信頼されたからだと考えています(このときの経緯は自社ECが検索でAmazonに勝てた理由に詳しく書きました)。
ブログから商品へのリンクは「文中」に置く
Googleは、商品ページの重要度を伝える方法として、トップページやブログ記事など他のページからリンクすることを挙げています。リンクされているページほど、サイトの中で重要だと伝わりやすいという考え方です(Google検索セントラル ECサイトの構造をGoogleに伝える・2026年9月19日確認)。記事の最後にまとめて置くより、判断の基準を説明した直後に、その基準に合う商品へリンクするほうが、読む人にも自然です。
- 調べる言葉は、検索する人が多いのに他店が本気で書いていないことが多い
- ブログ記事は「答え→基準→向かない人→商品へ案内」の順で書く
- 「買わないほうがいい」まで書くと信頼され、結果的に売上につながりやすい
ECのニッチキーワードの見つけ方|サジェスト・レビュー・接客の言葉から拾う

ニッチキーワードとは、検索する人は少ないものの、具体的で買う気の高い言葉のことです(ロングテールキーワードとも呼ばれます)。大手と正面から戦わずに済むのが強みです。私が使っていた拾い場所は次の4つです。
| 拾う場所 | 分かること | 使い方 |
|---|---|---|
| 検索の予測候補(サジェスト) | 商品名の後に続けて検索されている言葉 | 商品名を入力し、出てくる候補を書き出す |
| 問い合わせメール・電話 | 買う前に分からなかったこと | 同じ質問が3回来たら記事にする |
| 返品・クレームの理由 | 買う前に確かめたかったこと | 商品ページの説明とQ&Aに足す |
| GSCの検索語 | 実際に自分のサイトが表示された言葉 | 想定外の言葉を見つけ、ページを追記する |
GSC(Google Search Console=検索結果での順位や流入を確認できる無料ツール)は、自分のサイトがどんな言葉で表示され、何回クリックされたかを見られます。私はこのリストを毎月確認し、記事の追記の材料にしていました。自分が想像もしなかった言葉でお客様が来ていることに、何度も気づかされました。
予測候補は「実際の検索」から作られている
Googleの予測候補(オートコンプリート)は、これまでGoogleで行われた実際の検索を反映していると、Googleが説明しています。言語や場所、話題になっていること、ログインしている場合は本人の過去の検索も影響します(Google検索ヘルプ 予測入力の仕組み・2026年9月19日確認)。本人の履歴が混ざらないよう、シークレットモードで確認するのがおすすめです。
レビューと接客の言葉は「お客様の呼び方」の宝庫
私の経験則として、社内で使っている呼び名とお客様の呼び名は、かなりの確率でずれています。レビューや問い合わせには、お客様自身の言葉で「どんな場面で」「何に困って」使ったかが書かれています。その言葉をそのままキーワード候補にします。作り手の言葉ではなく、買い手の言葉で選ぶ。これがニッチキーワード探しの基本です。
- ニッチキーワードは、検索は少ないが具体的で買う気の高い言葉
- 拾い場所は予測候補・問い合わせ・返品理由・GSCの4つ
- 作り手の呼び名ではなく、お客様の呼び名をキーワード候補にする
ECキーワードの検索ボリュームの罠|ビッグキーワードで10年1位を守った私の実話

キーワードを選ぶとき、多くの方がまず見るのが検索ボリューム(その言葉が月に何回検索されるか)です。大きい数字は魅力的です。ただ、検索回数の大きさと売上の大きさは、そのまま比例しません。これは私自身が10年かけて確かめたことです。
検索回数の多い言葉から狙う
大きな言葉は大手モールや大企業と同じ土俵になる。順位が動くまで年単位かかり、その間は売上がほとんど増えない。
買う意図と勝てる見込みで選ぶ
具体的な言葉と調べる言葉で「詳しい店」と認めてもらい、その積み重ねの上で大きな言葉に挑む。
ビッグキーワードの1位を支えていたもの
前職で私が約10年1位を守ったのは、そのジャンルで最も大きなキーワードでした。2位は日本の時価総額1位企業の公式ページ、3位はAmazonです。この言葉を受けていたのは、商品ページではなくカテゴリページでした。
ただ、この1位は、最初からその大きな言葉を狙って獲れたものではありません。ビッグキーワードは数か月では動かず、年単位の時間がかかりました。その間に私がやっていたのは、次のような地道な積み上げです。
- ジャンルを絞る:何でも売る店ではなく、そのジャンルで一番詳しい店になると決める
- 調べる言葉に答える記事を書き続ける:お客様の質問・返品理由・GSCの言葉から記事を増やす
- 記事→カテゴリ→商品へのリンクの道筋を作る:詳しさの評価をカテゴリページと商品ページに集める
この経験から学んだ、検索回数の見方
私の経験則として、ビッグキーワードの1位は「一番詳しい店だと認められた結果」であって、最初に狙う的ではありませんでした。売上を支えていたのは、ビッグキーワードの流入だけではなく、具体的な言葉や調べる言葉から来て、「この店は詳しい」と感じてくれたお客様の積み重ねだったと考えています。だから今、クライアントには検索回数を次の順番で見るよう伝えています。
- 買う意図はあるか:H2-3の方法で、検索結果にショップが並ぶかを見る
- 今のサイトで上位に入れる見込みはあるか:上位が大手モールと大企業だけなら、今は見送る
- そのうえで、検索回数はどのくらいか:検索回数は最後に見る
10年1位の詳しい経緯は、自社ECが検索でAmazonに勝てた理由にまとめています。
- 検索回数の大きさと売上の大きさは、そのまま比例しない
- ビッグキーワードの1位は、一番詳しい店と認められた「結果」として来る
- 見る順番は「買う意図→勝てる見込み→検索回数」
「うちのショップはどの言葉から狙うべきか」を一緒に整理します
いま検索から来ている言葉と、売れ筋の商品を拝見し、買うキーワード・調べるキーワードをどのページで受けるかを整理します。ご案内するのは私のSEOコンサル(自社サービス)です。売上や順位の保証はしませんが、判断の根拠は具体的にお伝えします。
キーワード選定の無料相談はこちら →ECキーワード調査ツールの使い分け|tami-co・ラッコキーワード・無料ツール

キーワード調査は、最初は無料ツールで十分に始められます。有料ツールが役に立つのは、競合サイトの分析や、記事づくりの手間を減らしたくなった段階です。目的ごとに整理すると次のとおりです(2026年9月時点・各公式情報を確認)。
| ツール | 向いている目的 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| Google Search Console | 自分のサイトが表示された言葉・クリック数を知る | 無料 |
| Googleキーワードプランナー | 言葉ごとの月間検索数の見積もりを知る | Google広告のアカウント開設と支払い情報の登録が必要 |
| ラッコキーワード | 予測候補・よくある質問・関連語をまとめて一覧にする | 無料で使える(回数制限あり)。有料プランは月額660円〜 |
| tami-co | 競合の上位記事の分析と、記事の企画・構成づくり | 有料(7日間の無料トライアルあり)。料金は公式で確認 |
出典:Google広告ヘルプ キーワードプランナーを使用する/ラッコキーワード公式(いずれも2026年9月19日確認)。料金や条件は変わることがあるため、使う前に各公式サイトで最新情報を確認してください。
おすすめの使う順番
- GSCで「今来ている言葉」を見る:まず手元の事実から始める
- ラッコキーワードで候補を広げる:商品名や悩みの言葉から、予測候補と質問を書き出す
- キーワードプランナーで検索数の目安を見る:ただし検索数は最後の判断材料(H2-6)
- 記事を量産する段階になったらtami-coを検討する:競合の上位記事の分析と構成づくりをまとめて行う
tami-coが役に立つ場面
tami-coは、SEO記事の企画・構成案づくりを支援する有料ツールです。調べるキーワードでブログ記事を書くとき、上位の競合記事が何を書いているかを調べる手間を減らせます。料金はプランや契約期間で変わり、私が確認した時点では公式サイトで通常プランの料金を確認できなかったため、この記事には書いていません。申し込み前に公式サイトか資料で確認してください。使い勝手や向き不向きはtami-co(タミco)評判・レビューで詳しく解説しています。
SEO分析ツール【tami-co】
競合の上位記事を分析し、ブログ記事の企画・構成づくりを支援するツール。7日間の無料トライアルで試せます。
- キーワード調査は、GSCとラッコキーワードなど無料の範囲で始められる
- 使う順番は「今来ている言葉→候補を広げる→検索数の目安」
- 記事を量産する段階で、競合分析と構成づくりの有料ツールを検討する
ECキーワードの順位計測|Nobilistaで「買うKW」を毎日ウォッチする

キーワードを決めてページを作ったら、次は順位を定点で記録する段階です。GSCでも平均の掲載順位は分かりますが、特定の言葉の順位を毎日同じ条件で記録するには、順位計測ツールが便利です。
私の順位の見方:週単位で見て、月単位で判断する
前職で私は、順位計測ツールの記録と、定点観測用のパソコンでの目視確認を併用していました。見るのは週単位、判断は月単位です。順位は日々上下するため、1日の変動で慌てて直すと、かえって何が効いたのか分からなくなるからです。
毎日ウォッチすべきは「買うキーワード」
計測する言葉は、全部でなくて構いません。優先するのは次の3種類です。
- 売上に直結する買うキーワード:主力商品・主力カテゴリの言葉
- 直したページが狙っている言葉:直した日を記録し、前後の順位を比べる
- 競合と取り合っている言葉:競合サイトの順位も一緒に記録する
Nobilistaの料金と主な機能(2026年9月時点)
| プラン | 月額(税込) | 登録キーワード数 | 登録サイト数 |
|---|---|---|---|
| パーソナル | 990円 | 150 | 3 |
| ビジネス | 1,290〜5,940円 | 200〜1,000 | 10 |
Nobilista(ノビリスタ)のパーソナルプランは月額990円(税込)で150キーワード・3サイトです(2026年9月時点・公式参照推奨)。7日間の無料トライアルがあり、クレジットカードの登録は不要、終了後に自動で課金されることはないと公式に明記されています。順位は毎日自動で計測され、Google・Yahoo!・Bingに対応し、競合サイトの順位も同時に記録できます(Nobilista 料金プラン・2026年9月19日確認)。
小規模な自社ECなら、主力の買うキーワードと直したページの言葉を合わせても、まずはパーソナルプランの150語で収まることが多いはずです。設定方法や使ってみた感想はNobilista 評判・使い方で解説しています。
Nobilista(ノビリスタ)
買うキーワードの順位を毎日自動で記録できる順位チェックツール。7日間の無料トライアルはクレジットカード登録不要です。
- 順位は週単位で見て、月単位で判断する。1日の上下で慌てない
- 計測するのは買うキーワード・直したページの言葉・競合と取り合う言葉
- Nobilistaのパーソナルプランは月額990円(税込)で150キーワード(2026年9月時点)
ECキーワード選定のよくある質問|検索回数ゼロ・取り合い・ツールの要否

Q1. ツールで検索回数が「0」と出る言葉は狙わないほうがいいですか?
一概には捨てません。ツールの検索回数は見積もりです。お客様の問い合わせで実際に聞かれている言葉なら、検索回数が小さく表示されても、記事やQ&Aにする価値があります。私は「同じ質問が3回来たら記事にする」を目安にしていました。
Q2. 1つのページで複数のキーワードを狙ってもいいですか?
意図が同じ言葉なら、1ページでまとめて受けて構いません(例:「タンブラー 選び方」と「タンブラー 選ぶポイント」)。反対に、意図の違う言葉(買う言葉と調べる言葉)を1ページに詰め込まないことが大切です。
Q3. ブログ記事と商品ページが同じ言葉で出てしまいます
自分のページ同士で取り合っている状態です。検索結果の画面を見て、その言葉が買う意図なら商品ページ、調べる意図ならブログ記事を主役に決めます。主役でないほうは、その言葉を見出しから外し、主役のページへリンクする形に直します。原因の見つけ方は検索順位が上がらない15の原因と対策チェックリストも参考にしてください。
Q4. これからネットショップを始める段階でも、キーワード選定は必要ですか?
必要です。むしろ最初に「どの言葉を、どのカテゴリで受けるか」を決めておくと、カテゴリの作り方がぶれません。カートの選び方はShopify・BASE・STORES徹底比較 2026、無料で始めるならBASE(ベイス)評判・レビューが参考になります。
Q5. 有料ツールは必須ですか?
必須ではありません。最初はGSCと無料ツールで始められます。順位を毎日追いたくなったら順位計測ツール、記事を量産する段階になったら競合分析ツール、と必要になった順に足すのがおすすめです。
- 検索回数「0」でも、実際に聞かれている言葉なら記事にする価値がある
- 意図が同じ言葉はまとめてよい。意図の違う言葉は1ページに詰め込まない
- 有料ツールは必須ではない。必要になった順に足す
用語集|この記事に出てきた言葉
- SEO
- 検索結果で上位に表示され、お客様に見つけてもらうための取り組み。
- KW(キーワード)
- 検索するときに入力される言葉。
- D2C
- メーカーやブランドが、モールを通さず自社サイトで直接お客様に販売する形態。
- 検索意図
- その言葉を検索した人が、何を知りたいのか、何をしたいのかという目的。
- SERP(検索結果の画面)
- 言葉を検索したときに表示される結果のページ全体。
- 検索ボリューム
- ある言葉が月に何回検索されるかの目安。ツールが出す数字は見積もり。
- サジェスト(予測候補)
- 検索窓に入力している途中で表示される、続きの言葉の候補。
- ニッチキーワード(ロングテールキーワード)
- 検索する人は少ないものの、具体的で買う気の高い言葉。
- GSC
- Google Search Console。検索結果での順位や流入を確認できる無料ツール。
- カニバリゼーション
- 同じ言葉を自分のサイトの複数ページで取り合い、どれも上位に届かなくなる状態。
まとめ|売上から逆算するECキーワード戦略チェックリスト

最後に、キーワードを選んでから順位を追うまでの確認事項をチェックリストにまとめます。
| 段階 | 確認すること | 解説 |
|---|---|---|
| 拾う | GSC・問い合わせ・返品理由・予測候補から、お客様の言葉を集めたか | H2-5 |
| 分ける | 各キーワードをBuy・Do・Know・Goのどれかに分けたか | H2-2 |
| 見分ける | 実際に検索し、上位のページの種類で買う意図を確かめたか | H2-3 |
| 選ぶ | 「買う意図→勝てる見込み→検索回数」の順で優先順位を付けたか | H2-6 |
| 割り振る | 1つの言葉に受けるページを1つだけ決めたか | H2-1 |
| つなぐ | ブログ記事から、基準に合う商品・カテゴリへ文中でリンクしたか | H2-4 |
| 追う | 買うキーワードの順位を記録し、週単位で見て月単位で判断しているか | H2-8 |
3つにまとめると、①お客様の言葉を拾う、②買う気の段階で分ける、③段階に合ったページで受けるです。これを1つの原則に畳むと、「キーワードは検索回数ではなく、買う人の段階で選ぶ」。ECサイト全体の検索対策はECサイトのSEO対策 完全ガイド 2026にまとめています。
- 拾う→分ける→見分ける→選ぶ→割り振る→つなぐ→追う、の7段で進める
- ビッグキーワードは最初の的ではなく、積み上げの結果として狙う
- キーワードは検索回数ではなく、買う人の段階で選ぶ
「どの言葉を、どのページで獲るか」を
ショップに合わせて一緒に決めます
広告費ゼロ・自然検索のみで年商1〜2億円の自社ECを運営した経験をもとに、いま来ている検索語の棚卸し、買うキーワードと調べるキーワードの割り振り、ブログから商品への案内の作り方まで、優先順位を整理します。ご案内するのは私のSEOコンサル(自社サービス)です。売上や順位の保証はしませんが、判断の根拠は具体的にお伝えします。相談は無料です。
EC集客の無料相談はこちら(develop-life.com/contact/)→